映画【プラトーン】感想(ネタバレ)

platoon
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●こんなお話

 大学を中退して軍に志願してやってきた若者視点でのベトナム戦争の話。

●感想

 ただただ熱帯雨林を歩いてヒルにやられたりアリに首咬まれたり、戦争の恐怖から逃れるためにアルコールや大麻に逃げたり。ベトコンの待ち伏せだったり仕掛け爆弾で消耗していくアメリカ軍。
 現地人の虐殺や強姦、略奪。誤爆に仲間で殺しあったりと米軍の問題を見せつけてくれます。それでいて北ベトナム軍との戦いの見せ場として用意してあって戦争映画のエンタメとしても面白い映画でした。

 新米の主人公と両極端な上官として出てくるエリアスとバーンズ。彼らどっちに着くのかという考えを持ちながら見る120分。エリアスのほうが人格者として描かれますが、実際はバーンズのような悪役みたいな人が戦場では頼れる存在なんだろうなと周りのキャラクターたちを見ているとそう思わせてくれます。
 クライマックスの敵味方入り乱れての混沌っぷりもすごいことになってました。普通にしていたら狂ってしまいそうになりそうな世界で過ごす人たちが見られる内容でした。

 あんな泥だらけになって歩き回って足がぐにゃぐにゃになっても家に帰れず靴にトカゲいれられそうになったり、死闘を生き残っても元気だったら部隊を引き継がないといけなかったり。本当に戦争って嫌だなぁと思える映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/05/26 Blu-ray

監督オリヴァー・ストーン 
脚本オリヴァー・ストーン 
出演トム・ベレンジャー 
ウィレム・デフォー 
チャーリー・シーン 
フォレスト・ウィテカー 
フランチェスコ・クイン 
ジョン・C・マッギンレイ 
リチャード・エドソン 
ケヴィン・ディロン 
キース・デイヴィッド 
ジョニー・デップ 
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