映画【殺人魚フライングキラー】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　殺人兵器として開発された魚が人間にアタックしてくる話。

●感想

　冒頭、カップルが海中に沈んだ難破船にダイビングしているといきなりカップルウェットスーツ脱ぎ始めてHしちゃうっつう衝撃のオープニング。そんなシチュエーション興奮するんだろうか?　と心配になっているところをピラニアに襲われてあえなく血まみれ。タイトルどーん。

　95分程度の短い映画なのに結構丁寧に人物紹介されていきます。ここがだいぶダルかったです。その合間に金髪のおっぱい丸出しの女の人たちが食べられていくという。
　しかもピラニアの造形がそんなに怖くないという問題。首に飛びついてきて咬みついてきますが、どう見ても役者さんの自作自演にしか見えないやられ方。
　んでピラニアは生物兵器として開発された新種でトビウオだかと掛け合わせて空を飛べるようになったんだ、と。死体に隠れてて遺体安置所で看護師さんに襲い掛かります。エラ呼吸とかどうなってるのかな?　いつの間に肺呼吸できるようになったのかな?　とか一切の説明なかったような気がしました。

　登場人物たちも序盤で紹介されてたキャラクターたちが後半に全く消えてしまうという。あの主人公の息子一体何だったんだ?　息子の恋人みたいなのも消えたし、船長さんも重要な描かれ方してたのに消えてしまうという。
　そして主人公は異変に気づくけど、市長さんはいう事聞かない。祭り始めちゃう、ピラニア襲撃、パニック。という王道の流れ。
　しかもこの祭り。毎年、産卵で海から飛んでくる魚を捕まえるという無茶苦茶な祭り。毎年乱獲して大丈夫なのか?　西洋人の文化が怖いです。

　ピラニアの数少なくない?　とか突っ込んじゃ駄目な映画で難破船を爆破しただけで終わるとは思えないんですけど、とか突っ込んでは駄目な映画でした。

☆

鑑賞日:2013/11/03　Hulu