映画【映画 ハゲタカ】感想(ネタバレ)

hagetaka
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●こんなお話

 中国系の投資ファンドが日本の基幹産業である大手自動車の買収に乗り出して、主人公がホワイトナイトとして対立する話。

●感想

 渋い表情の役者さんたちが背広バシッと着こなして情報戦をするのは見ててカッコよくて面白かったです。それにサブプライム問題や派遣労働者問題を絡ませて、それぞれの企業を追い込む設定として取り込んでるのが面白かったです。

 ただ、連続ドラマを見ていないので、それぞれのキャラクターの背景が説明がないためちょっとついていけない部分もありました。特に松田龍平さんとかは何のキャラクターだったのか謎でした。
 それに主人公側が相手にやられにやられて最後に逆転するというカタルシスがあんまりなくて、中盤以降は相手側の自爆っぷりがすごいのと。主人公が特に何もしないという。主人公の部下が海外で相手の情報を持ってこなければ勝てなかったんではなかろうか? と思ってしまいました。確かに主人公の考えではあるけど実行してるのは周りの人たち。
 それとこの映画の真の主人公である玉山鉄二さん演じる男の退場っぷりは、あまりに突然すぎて笑ってしまうという。

 経済の話とかをわかりやすく解説して紹介しているという映画ではありますが、もっとエンタメとして振り切って熱い展開が見たかった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/10/15 Hulu

監督大友啓史 
脚本林宏司 
原作真山仁
出演大森南朋 
玉山鉄二 
栗山千明 
高良健吾 
遠藤憲一 
松田龍平 
中尾彬 
柴田恭兵 
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