映画【ペコロスの母に会いに行く】感想(ネタバレ)

pecoross
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●こんなお話

 認知症になった母親を介護する息子の話。

●感想

 現在進行形でだんだんと息子を忘れていく母親の姿を笑いにくるんだ展開と母親が思い出す幼い息子の姿やダメな夫の姿を思い出していっていきます。

 息子役の岩松了さんに母親役の赤木春恵さんのお芝居が素晴らしくて、味のあるお芝居とはこういうものだというのを見せてくれます。ボケとハゲを笑いにして、それぞれの人生が悲劇になりそうなのを喜劇としてとらえて描いていました。

 クライマックスのランタンの祭りのシーンも美しくて、認知症の母親の人生が映し出されて、夫に同級生たちが息子と孫にもその姿が見える。というクライマックスは感動してしまいました。

 「ボケるのも悪くない」というところまでに行けるのというのは実際問題ものすごく大変だと思いますが、これぞ良い日本映画。という形の映画でよかったです。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/09/21 NETFLIX

監督森崎東 
脚本阿久根知昭 
原作岡野雄一 
出演岩松了 
赤木春恵 
原田貴和子 
加瀬亮 
竹中直人 
原田知世 
宇崎竜童 
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