映画【殺し屋パズズ】感想(ネタバレ)

pazuzu
スポンサーリンク

●こんなお話

 伝説の殺し屋がかつての相棒の娘からの依頼で政治家を暗殺しようとする話。

●感想

 釣りをしている松方弘樹さんの背中にいきなり銃弾が浴びせられて倒れる。というツカミはショッキングでよかったです。謎の中国人が「パズズの首を取るんだ!」と名乗り出てくるが、返り討ちにする主人公。ただものではないということが説明されます。

 主人公はレストランみたいなのを経営していて島田紳助さんの取り立て屋から常に返済を迫られている。桂ざこばさんがお客さんにいて、彼を訪ねて名高達男さんと京本政樹さんが訪ねてきて、主人公をよそにボコボコにして脅しています。この時、すぐそこでボコボコにしているのに釣り道具を整備している松方弘樹さんの日常っぷりが凄いです。桂ざこばさんに拳銃を向けられる名高達男さんたちを釣り道具で救う。ヤクザの名高達男さんはそれに感謝する。一緒に釣りに行こうと梅宮辰夫さんが操作する釣り船で一緒に海に出たり。

 主人公のもとに女性が拳銃を向けて訪ねてきて、これまた拳銃を奪い返して立場を逆転して事情を聞くとかつて主人公の相棒の娘だと話す。主人公の回想で屋上からの狙撃でターゲットを狙っていて石立鉄男さんが相棒で地上からサポートしていてターゲットが娘と戯れたところを撃ってしまって失敗。主人公を救うために石立鉄男さんが囮になってそのまま連れ去られてしまう。これが主人公のトラウマになり銃を撃てない体になってしまったらしい。

 娘はそのターゲットの政治家に復讐したいということで主人公に協力を依頼する。名高達男さんがその政治家の護衛についているということで名高達男さんに近づこうという計画で仲良くしていく。そして娘さんは名高達男さんの子分の女好きに近づいてハニートラップで情報を聞き出す。「自分の身体を心配しろ」と諭す松方弘樹さん。政治家が演説する場所を下見する主人公たち。そこに偶然、名高達男さんが現れて話をする。主人公たちを京本政樹さん、主人公たちの後をつける。ビルの屋上で下見中に冒頭で負傷した中国人が現れる。どうしてこの場所がわかったんだという気持ちになりますが、「臭いでわかる」という恐ろしい嗅覚で主人公を追いかけているらしいです。そしたらちょうど京本政樹さんも現れる。中国人が京本政樹さんを射殺。

 この京本政樹さんが主人公を最初から怪しむ怖い人物なのかと思いきやあっさりと退場してしまうのが残念でした。

 そして中国人を再び返り討ちにする主人公。トラウマに苦しみながら悪徳政治家を射殺する。逃げる主人公の後姿を見る名高達男さん。主人公のレストランのもとに行きアリバイを聞いてブラフとして医者から政治家が生きていることを発表してもらう。主人公は「ブラフだ。確実に死んでいる」と確信していますが、娘さんはナース姿で政治家のいる病院に行くけど、案の定名高達男さんに捕まってしまって、主人公を呼び出し一騎打ち。

 この時の金属バットで拳銃に立ち向かう名高達男さんが凄いです。アクションシーンは安っぽくなく結構迫力あってよかったです。そして主人公がピンチになりあわやというところで捕まっていた中国人が…という展開。これもこの中国人のキャラクターの背景が意味不明なので部外者が解決してしまっている感じで盛り上がりに欠ける倒し方だったのが残念です。

 キリスト教の悪霊がパズズというのを知ることができる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/01/09 Amazonプライム・ビデオ

監督渡辺武 
脚本辻裕之 
製作松方弘樹 
出演松方弘樹 
高橋かおり 
島田紳助 
桂ざこば 
梅宮辰夫 
京本政樹
名高達男
タイトルとURLをコピーしました