映画【パターソン】感想(ネタバレ)

paterson
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●こんなお話

 パターソンに住むバスドライバーのパターソンさんの7日間の話。

●感想

 朝起きてシリアルを食べて、職場まで歩いて行って同僚の愚痴を聞いて、バスドライバーとしてお客さんの話を聞きながら働いて、帰宅して妻と夕飯を食べて、犬の散歩をしてバーに立ち寄って1杯飲んでマスターの街の偉人有名人の話を聞いて帰宅して寝る。という日常を見せていく不思議な映画でした。

 わかりやすい見せ場という見せ場も特になく、主人公が書く詩が画面に表現されてたり。バスのお客さんが話すのがパターソンの有名人の話だったり、妻は何やら不思議なデザインを家に書いていたりパンケーキを売ろうと言っていたり、双子の夢を見たと話したと思ったら。主人公がいろいろ双子と出会ったり。いろんな比喩や引用があるんだろうなと推察してしまう断片的な描かれ方がされていきます。

 メインとなる詩についての知識や教養がないので、劇中で彼らが会話をする詩人などがあまりわからないので終始ポカンとしてしまいました。特にクライマックスであろう主人公のノートが犬に破壊されて落ち込んでいたところに、日本からやってきた永瀬正敏さんがニューヨークの詩人とかの話をしてまっさらなノートを渡して去っていく。という描写とかも一体何だったんだろう? という日本人とのやりとりでしたが。

 アダム・ドライバーが歩いてバスを運転してバーで飲んで奥さんと食事してデートして。という行動言動を見ているだけで110分飽きずに見てしまう不思議な映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/09/18 Amazonプライム・ビデオ

監督ジム・ジャームッシュ 
脚本ジム・ジャームッシュ 
出演アダム・ドライバー 
ゴルシフテ・ファラハニ 
永瀬正敏 
バリー・シャバカ・ヘンリー 
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