映画【サカサマのパテマ】感想

☆☆

●こんなお話

 地下世界で暮らす人と空を見上げてる人の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 冒頭から不思議な映像にスタッフクレジットと惹きつけられるカットから始まりツカミはバッチリだったと思います。
 重力が上と下の住人がそれぞれいて、主人公の男の子とサカサマ人のヒロインが出会うところから始まり、悪い独裁者がいてヒロインを捕まえようとして。という冒険活劇のストーリー。

 重力が上と下それぞれあって、見た事のない構図の映像は見てて面白かったです。
 が、話の方は正直最初から何をしているのかよくわからず。誰が何の目的を持って行動して、どうして敵対してるのか協力してるのかというのがわからなかったです。
 それでいて主人公とヒロインが出会って5分後にはもう仲良くなってるし。重力逆さまなのに「私と学校どっちが大事なの!」て呑気な事言う? もっと慌てふためくのではないのか。何でもうお互いを知っているかのような話をしてるの? と思いながら見てました。
 台詞もTHEアニメ! という。自分の気持ちとこれからの行動を説明する台詞の連続。特に主人公とヒロインの会話は恥ずかしくて聞いてられなかったです。2人で抱き合って「パテマは俺が守る!」「不安だったんだなー、ごめんなぁ」とか話されても困っちゃいます。一体いつの間にそんな関係になったんだろう。
 流れとしても上の住民下の住民とたくさん出てくるため、あまり描き分けができていなくて。主人公の同級生の女の子だったり、独裁者に右腕的な人とか。どういう気持ちでそういう行動をするのかがわからなかったです。悪役も最初は冷徹な男として登場してたのに、どんどんとただ怒ってるだけの人で面白味がない。よく今まで独裁者として生き残れたのか不思議でした。

 主人公がどうしてヒロインを守るのかが描かれる前に、2人の親たちの回想が結構長い割合で挿入されて流れも悪かったと思います。だいぶ体感時間長く感じました。 
 悪モンに捕まりましたー。奪還しましたー。また捕まりましたー。奪還しましたー。の繰り返しで、それでいてそれも偶然だったりで転がっていくので必然性を感じられなかったのも痛いです。たまたま大事なアイテムを見つけたり、どんだけ狭い世界なんだろう。

 とはいえ、ずっと手を握ってお互いを引っ張りあって握力すげーなと感心する映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2013/11/11  新宿ピカデリー

監督吉浦康裕 
脚本吉浦康裕 
原作吉浦康裕 
出演(声)藤井ゆきよ 
岡本信彦 
大畑伸太郎 
ふくまつ進紗 
加藤将之 
安元洋貴 
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