映画【SPL狼たちの処刑台】感想(ネタバレ)

paradox
スポンサーリンク

●こんなお話

 タイで娘さんが誘拐されたので彼女を救うため香港の刑事さんがタイの刑事さんと協力して暴走していく話。

●感想

 アクション監督であるサモハンさんのおかげか、いくつかあるアクションシーンはスピード感とヘヴィーさがあわさったものでかっこよかったです。みんな強くてさすがのアクションでした。

 話自体は異国で行方不明になったので頑張るお父さん。というもので、背後には心臓移植を待っている市長と臓器売買組織がいて彼らと対決していくというものですが、主人公たちが事件の真相に迫っていくサスペンス的な要素はあまり感じることが出来ずにどんどんと真相に迫っていってしまって捜査ものとしての面白さはあまり感じられなかったです。かといって迫力あるカンフーアクションが逆に違和感があって、タイの人身売買の問題や権力者たちの異常さみたいな社会問題的なものもあまり伝わってこなかったです。

 トニージャーさん演じるタイの刑事さんとか登場した時に相手に触れると予知夢的な映像を見ることができるという不思議な演出があったのに、あまり映画として効果ないまま退場してしまって、何の能力だったのか謎でした。

 ノワール色が強くてカンフーアクションで包まれてはいますが、全体的には暗くてどんよりした作風でした。それが悪いとは言いませんが、単純に好みではない作品でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/09/19 Blu-ray

監督ウィルソン・イップ 
アクション監督サモ・ハン・キンポー 
脚本ジル・レオン
出演ルイス・クー 
トニー・ジャー 
ラム・カートン 
ウー・ユエ 
クリス・コリンズ 
ジャッキー・チョイ 
ヴィタヤ・パンスリンガム 
ハンナ・チャン 

コメント

タイトルとURLをコピーしました