●こんなお話
大好きなおばさんの誕生日に骨董品屋で見つけた飛び出す絵本をプレゼントしようとお金を貯めるけど、絵本が盗まれてしかも主人公に容疑がかかって刑務所に入れられてしまう話。
●感想
故郷のおばさんにロンドンでの生活の手紙を書いて、おばさんのためにプレゼントとして飛び出す絵本を買おうとバイト生活を始める。
けど床屋で失敗したりすぐクビになって掃除の仕事が良い感じになる。けど飛び出す絵本の骨董品屋に泥棒がいるのを目撃して追いかけるけど、パディントンが濡れ衣で逮捕されて刑務所に入れられる。
刑務所で洗濯の仕事をして失敗したり、料理人の囚人が怖いと思ってたけど仲良くなって他の囚人とも友達になったり。
パディントンの濡れ衣をはらそうとして、絵本を盗んだ人を探していくうちにご近所に住む役者が怪しいとなって家に忍び込んで証拠を見つける。
パディントンは刑務所を脱獄して家族と再会して役者が逃げる前に証拠を得ようということで列車でチェイスをしたりして脱線して水中に沈んでもう駄目かとなるけど、海外に逃走したはずの囚人仲間が助けに来て、目が覚めたパディントンをみんなが迎えてクマのおばさんがロンドンにやってきて再会しておしまい。
飛び出す絵本に仕掛けられた財宝を目当てに落ち目の役者が主人公をハメて、主人公は刑務所での暮らし。家族は主人公を助けようとする。前半の主人公がお金を貯めるためにバイトをしては失敗するという繰り返しはさすがに主人公の造形が可愛らしくて視覚的に楽しかったです。
ただ可愛さのための可愛さで、そりゃクマさんがドタバタしている姿は当然可愛いのはわかりきっているので反則技の連続だと思いました。それでいてストーリー自体は子ども向けなので緊張感はいっさいなく、ゆるい展開が続くので面白くなくはないけれど面白くもない微妙な気持ちのまま過ぎる100分間でした。
主人公は緊張感なくバイトで失敗したり刑務所に入っても深刻にならずにそこでいい感じに生活して、カタキ役は財宝探しをして家族は主人公を救い出そうと手がかりをさがして。カタキ役がうっかり誰も知らない情報を喋って…。という真相がわかる展開ももう何百万回とやられた手法で他に何かないのかとガックリしてしまいました。「どうして○○って知っているの?」というセリフもいくどとなく他の映画でみてきました。
とはいえ、派手さもなくのんびりとしていて大人はそこまで盛り上がらないけれど子どもが見るのはこのくらいがちょうどいい映画なのかなと思える作品でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/01/25 TOHOシネマズ日本橋 2025/04/25 NETFLIX
監督 | ポール・キング |
---|---|
脚本 | ポール・キング |
サイモン・ファーナビー | |
原作 | マイケル・ボンド |
出演 | ヒュー・ボネビル |
---|---|
サリー・ホーキンス | |
ヒュー・グラント | |
ブレンダン・グリーソン | |
出演(声) | ベン・ウィショー |
コメント