映画【パシフィック・リム】感想

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●こんなお話

 ロボットと怪獣が殴りあう話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 怪獣というより魔物という存在でそのデザインも全部似ていてナイトシーンで激しく動く映像の中では区別が一切つかず、怪獣らしい敵であっても見る人が愛着をもったりしたりするものですが。この映画では一切なく、畏怖すべき存在ではなく倒すべき存在として描かれます。
 冒頭15分はこの映画の世界観の説明が入り、主人公のトラウマが描かれるアクションシーン。そこから主人公が復職して、仲間たちの紹介があり、認められていなかったけれど障害を突破するうちに認められていくという展開。

 開始15分から主人公とペアを組むヒロインやロシア、中国、オーストラリアのパイロットたちの紹介。科学者が怪獣の脳とシンクロして彼らの狙いを探るという流れ。
 ここにだいぶ時間を費やされて退屈です。いいから早く戦えや、と。こんだけ時間使ってヒロインの回想とかいる? と、他にも描くことがたくさんあるのに、枝の部分ばかりに時間が費やされて幹の部分が全く進まないので退屈を感じてしまう原因だと思いました。

 主人公が負ったトラウマの克服、仲間たちとの絆をもっと深く描いたうえでの戦いになれば盛り上がると思いました。
 そういうことより、ロン・パールマン演じる謎の男なんかの笑えないギャグを延々と見せられて呆然とするという。

 香港で最終決戦を挑む一行ですが、恐ろしいのはあれほど時間をかけて描いていた仲間たちがまさかのかませ犬状態。あっさり退場していきます。今まで描いてきたことは何だったんだろうか? バラバラだったチームが協力して強大な怪獣に挑んでいく姿が感動するのではないのか? と思いますが、主人公を盛り立てるための記号に過ぎない脇役たちが悲しかったです。
 そして同じような夜の中、ボカボカ殴るだけの単調なアクションシーンが続いてしだいに盛り下がっていく映像。似たような怪獣が叫びながら現れては消え現れては消え。

 そしてハリウッド映画での核兵器はやっぱり世界最高の武器として問題解決に使われるという。

 なぜ、海上での戦いなのに人型ロボットなのだろう? 海からやってくるのに海の近くに街が作られてるのだろう? と謎ばかりが残りました。 
 そして怪獣から逃げ惑うエキストラが日本映画のようにへたっぴでそこはマネしなくてもいいのにと思う映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2013/08/13  イオンシネマ多摩センター  2017/04/10  NETFLIX

監督ギレルモ・デル・トロ 
脚本トラヴィス・ビーチャム 
ギレルモ・デル・トロ 
出演チャーリー・ハナム 
イドリス・エルバ 
菊地凛子 
チャーリー・デイ 
ロバート・カジンスキー 
マックス・マーティーニ 
ロン・パールマン 
芦田愛菜 
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