映画【喰女 クイメ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 【四谷怪談】の舞台の練習とそれぞれ主人公を演じる役者さんたちの日常が交互に描かれつつしだいに日常も怪談になっていく話。

●感想

 三池監督のホラーらしくグロテスクな表現満載でスクリーンを直視するのが怖かったです。ポスターにもなっているヒロインがただれた顔を持つクライマックスは気持ち悪くて腹筋に力入れて見てました。胎児のくだりとかも気持ち悪いです。
 劇中劇では有名な四谷怪談が描かれていきます。伊右衛門がお岩さんと恋をして結婚する。けど出世のために別の女性と結婚して、お岩さんを不義密通の罪の策略で殺害してしまうけど、「うらめしやー」な展開になっていく。

 現実世界では主人公の役者さんとヒロインの役者さんが付き合っているけど、若い女優さんと浮気したりしてヒロインがしだいに追い詰められていく。
 現実世界でだんだんと摩訶不思議なことが起こっていきますが、それに対しての説明がないため、果たして現実なのか虚構なのか入り乱れていきます。 

 劇中劇の舞台装置が美しくて迫力のある映像が凄かったです。
 が、そのお話自体がそんなに面白さを感じることができずに退屈に感じてしまう部分もありました。劇中劇と現実が入れ替わる構成もそのたびに気合を入れ直さないといけないので気持ちの流れが途切れてしまいました。90分ほどしかないのにもっと体感時間が感じてしまう印象でした。
 画面が暗いのも何が起こってるのか見にくいと個人的には思ってしまいました。

 役者さんたちの頑張りが凄くてそれだけでも見る価値のあった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/08/24 TOHOシネマズ南大沢

監督三池崇史 
脚本山岸きくみ 
原作山岸きくみ 
出演市川海老蔵 
柴咲コウ 
中西美帆 
マイコ 
根岸季衣 
勝野洋 
古谷一行 
伊藤英明 
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