映画【オンリー・ザ・ブレイブ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 山火事に挑む男たちの話。

●感想

 日本ではあまり体感できない森林火災消火というモチーフが面白くて、消火活動といっても周辺の木々を伐採したり穴を掘ったりと林業っぽりが面白かったです。 ナショナルトレジャーな大樹を守ったり、ホットショットなるチームになりたいとみんなで頑張るとか面白かったです。

 話自体はヤク中でどうしようもなかった主人公が子どもをきっかけに消防隊に入隊してしごかれて成長していって仲間たちとの友情も深まって…。という王道を行くものでその手のジャンルとして安定の面白さの担保はあったと思います。しかも役者さんたちの渋いのでかっこよかったです。 

 ただ実話だから仕方ないのかもしれないですが、終始単調で訓練も地味だし火災現場での仕事もエンタメ映画として地味に感じてしまって130分が退屈に感じてしまいました。それにクライマックスの火災も隊長さんはめちゃ天候を先読みしたりして火災と戦える男なのかと思いきや、あっという間にいきなりピンチに陥ったりして炎に喋りかけてたりしていたのは一体何だったんだと驚くオチでした。印象的に出てくる防火シートもどれくらい耐えられてどれくらい耐えられないのか? とかもう少し説明が欲しかったです。 

 とはいえ、火災と戦う人たちがカッコよくエンドロールで20代の若者たちの写真と名前が出てくるのは何ともやるせない気持ちになる映画でした。

☆☆☆

観賞日: 2018/11/30 Blu-ray 2021/03/05 Amazonプライム・ビデオ

監督ジョセフ・コシンスキー 
脚本ケン・ノーラン 
エリック・ウォーレン・シンガー 
出演ジョシュ・ブローリン 
マイルズ・テラー 
ジェフ・ブリッジス 
ジェームズ・バッジ・デール 
テイラー・キッチュ 
ジェニファー・コネリー 

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