映画【ONE PIECE FILM STRONG WORLD】感想(ネタバレ)

one-piece-film-strong-world
スポンサーリンク

●こんなお話

 仲間をさらわれたのでレスキューするルフィたちの話。

●感想

 さらわれた仲間を救うために頑張る。というストーリーは冒険活劇として熱くなれる話でよかったと思います。原作ファンにとって、おなじみの仲間たちが活躍する姿は楽しいと思いました。

 原作を知らないボクにとって、いきなりスタート直後で怪獣たちとの戦いがあって面白かったですが。序盤から終盤に至るまでは、ひたすら主人公達にとってマイナスな方向にしか進まず退屈してしまいました。冒険活劇としての爽快感が不足してしまっているように思えました。

 登場人物の会話の大半がボケとツッコミのコメディになっていますが。アニメでやるとツッコミの間が微妙なものになっていて全く笑えないものになっていました。

 開始75分あたりに主人公達がカタキ役に反撃を開始しますが、乗り込む場面では何故か今までになかった銃器を持って乗り込みますが。その銃器は一体どこから入手したのか謎です。最初から銃弾を撃ちまくれば、仲間がさらわれることはなかったのではないかと思ってしまいました。

 カタキ役は、最初は主人公達が絶対勝てないような強さで期待が高まるキャラクターでしたが。クライマックスでは何故か途端に弱くなり、一体、最初の重力をなくしてしまう能力の強さはどこいってしまったのかと思ってしまいました。
 それにカタキ役の目的は、最初は優秀な航海士のナミが欲しいという動機だったのに。後半は、簡単にナミを手放してしまうので。仲間を救うという主人公達の目的が薄らいでしまっているように思えました。その分、故郷を救うという目的にシフトしてましたが感動が高まる効果あったのか疑問です。

 仲間のナミがさらわれますが、すぐにナミ自身で逃げ出したりと。あまりナミを巡るハラハラドキドキのサスペンスがなかったのも盛り上がれない原因だったと思います。

 クライマックスは仲間達がいろんな場所で強敵たちと戦っていく映画らしい展開で熱かったと思います。

☆☆☆

鑑賞日:2011/05/29 DVD

監督境宗久 
脚本上坂浩彦 
原作・映画ストーリー・製作総指揮尾田栄一郎 
出演(声)田中真弓 
中井和哉 
岡村明美 
山口勝平 
平田広明 
大谷育江 
山口由里子 
矢尾一樹 
チョー 
竹中直人 
北島康介 
皆藤愛子 
タイトルとURLをコピーしました