映画【国際市場で逢いましょう】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 激動の韓国史を生き抜く主人公たちの話。

●感想

 1組の老夫婦が話しているところから始まり、子どもや孫たちの生活があって。そして朝鮮戦争で中国軍から逃げている家族の回想が始まって……。幼い妹の手を放してしまって、妹を探しに行った父親ともはぐれてしまう。何とか親戚の家にたどり着いて、そこで親友ができて成長して、ドイツの鉱山での労働、奥さんとの出会い、ベトナム戦争と韓国の近代史にもまれていく主人公。

 描かれることは悲劇で辛いことですが、映画は至ってコミカルに描かれて軽く描かれていきます。クレーンを多用した映像も迫力があって明るく見ることができました。合間合間に主人公たちに少しだけ絡んでくる人物とかもおそらく韓国の歴史上の人物とかなのかな、と韓国史を知っていればさらに楽しめるエッセンスがあったと思います。

 主人公の回想なので生きてることはわかるのに、戦争に巻き込まれていくのを見るとドキドキしてしまうから不思議です。スローで撃たれたりするとハッとしてしまいます。そして単純に生き別れという設定が泣けるもので、クライマックスで生き別れた家族を探すシークエンスは飛び道具で反則技の泣けるシーンでした。あんなの誰でも感動してしまいます。

 ちょっと韓国映画特有の愁嘆場でスローになって仰々しい音楽が流れて役者さんたちが大騒ぎする。ってのが結構繰り返されてダルかったです。

 とはいえ、素直に感動できる良い映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/11/14 NETFLIX

監督ユン・ジェギュン 
出演ファン・ジョンミン 
キム・ユンジン 
オ・ダルス 
ユンホ 
チョン・ジニョン 
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