●こんなお話
湾岸署引っ越しの最中に拳銃盗難事件が発生してそれで殺人が起こって脅迫されちゃう話。
●感想
何台ものトラックがレインボーブリッジを渡ってきて本部長と呼ばれる主人公の青島さんが「捜査会議を始める」とシリアスな表情で始めると、ただの引っ越しというシリーズらしいズッコケから始まります。そこから引っ越し準備での慌ただしい日常が説明されていきます。そんな中、バスジャックや銀行強盗襲撃が発生しますが、どちらも犯人は何も盗まずにいなくなっている摩訶不思議な出来事が起こる。そして署長たちが署内を歩いていると拳銃が3丁亡くなっていることに気付く。それがネットから流出してマスコミも気づいて…。
盗まれた拳銃で殺人事件が発生してしまう。そしてシリーズ恒例の本店から偉そうな捜査官がやってきて「所轄は引っ越しをやっとけ」と突き放されるけど、小栗旬さん演じる管理捜査官だかの間に入る役割が間に入って共同で捜査することに。オンラインゲームきっかけで犯人と接触して犯人から、かつて主人公が逮捕した犯人を解放しろと要求を受ける。要求が受けられないと拳銃が使われるという。室井さんは政府の決定会議みたいなので偉い人たちは簡単に犯人の要求を受けて釈放の手続きを行うように室井さんに強要して悩む室井さん。
青島がこないだ健康診断を受けて医者から肺に影があるだかで余命わずかと宣告される。それが上司や同僚に知られることになって悲しい雰囲気になったり。「死ぬ気でやろう」といつものジャケットを羽織って現場を走る主人公。1作目の犯人に会いに行って事情を聞く。調べるとカウンセラーが逆に洗脳されて彼女を外に出していたことが判明する。そのカウンセラーを追いかける途中で罠の爆弾で管理官が負傷したり、湾岸署が要塞として機能してしまって閉じ込められる事件が発生したり。そして何やっても開かない扉を電源を全部落としたらいいんじゃないか? ということでブレーカーを落とすと出られるという。
そしてハッカーたちがネットカフェにいるところをカンフーで捕まえて、解放された1作目の犯人が旧湾岸署へ行ってそこで爆弾爆発して「生きてるっていいなぁ」と青島に救出される犯人を逮捕して一件落着。
ちょっと笑いとかも笑えない展開が多くて、しかも何回スローモーションになるんだという演出が多くてだんだん今何の話をしているんだっけ? という展開で、ボーっとしてしまう140分でした。そして警備が万全という新湾岸署なのに簡単に犯人たちに忍び込まれたり、冒頭のバスジャックや銀行強盗も相当大掛かりな犯行だと思いますが、そういうことをやる必要がある真相だったのか結局よくわからないままの映画でした。
☆
鑑賞日:2022/02/28 NETFLIX
監督 | 本広克行 |
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脚本 | 君塚良一 |
脚本協力 | 金沢達也 |
出演 | 織田裕二 |
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深津絵里 | |
ユースケ・サンタマリア | |
伊藤淳史 | |
内田有紀 | |
小泉孝太郎 | |
北村総一朗 | |
小野武彦 | |
斉藤暁 | |
佐戸井けん太 | |
小林すすむ | |
甲本雅裕 | |
遠山俊也 | |
寺島進 | |
松重豊 | |
高杉亘 | |
小栗旬 | |
柳葉敏郎 |