映画【ノマドランド】感想(ネタバレ)

nomadland
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●こんなお話

 不景気によって現代の遊牧民的生き方をする女性の話。

●感想

 ホームレスではなくハウスレスという生き方を主人公に徹底的に寄り添って台詞ではなく映像で心象風景を見せてくれて映画らしい映画だと思って100分間、主人公と一緒に旅をできる良いロードムービーでした。

 不景気で街自体が失われて住宅を出て車の中に生活するノマドという遊牧民的な生き方をする主人公の生き方と仲間たちとの交流が描かれていきます。それを朝日や夕陽のマジックアワーや広角レンズの広がりのある美しい映像で見せてくれます。ノマドとして短期の仕事をしてお金を稼いで自由に生きていく。主人公の妹や息子の誘いに乗ってノマドをやめて家に帰る仲間の男性など落ち着いた生活をする人たちも出てきますが、主人公は少しそこに落ち着くことはなくまた車の中で寝ることを選んでいく。

 アメリカの行く先々で出会い別れを繰り返し、グッドバイは言わないノマドの生き方やアマゾンの中を覗ける社会科見学的な面白さがあって、アマゾンの便利さの裏側でこういった人たちが働いていると知ることができました。仕事として主人公はありがたく働いていて悪くは描かれていないですが、微妙な気持ちにもなるアマゾンの工場がどーんとそびえる巨大さに圧倒されました。

 主人公の仲間が病気で倒れて手術を受けてたりしましたが、保険とか大丈夫なのかなと気になったりもしました。

 素晴らしい作品だとは思いますが、アメリカの人たちとアメリカ以外の国の人たちでは感じることが違うのではないかなとも思ってしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/04/01 TOHOシネマズ川崎

監督クロエ・ジャオ 
脚本クロエ・ジャオ 
原作ジェシカ・ブルーダー
出演フランシス・マクドーマンド 
デヴィッド・ストラザーン 
リンダ・メイ 
シャーリーン・スワンキー 
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