映画【ニンジャ・アベンジャーズ】感想(ネタバレ):回し蹴りにしびれる!爽快アクション映画

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●こんなお話

 日本に存在する忍者特殊部隊の末裔の主人公が恋人を殺されて、黒幕にたどり着いていく話。

●感想

 主人公を演じている俳優さんのアクションがとにかく素晴らしく、特に回し蹴りがたっぷり堪能できる作品となっておりました。まるで舞うような動きが見どころで、アクション映画としての満足度はかなり高いです。物語の大半がアクションシーンで構成されており、そのどれもがスピード感と迫力に満ちていて、観ていて飽きることがありませんでした。

 舞台が「摩訶不思議なニッポン」という雰囲気で描かれている点も個性的で、どこかオリエンタルなムードが漂っており、ビジュアル面でも楽しめる作品だと思います。海外から見た“幻想的な日本”といった風情が、ちょっと不思議でクセになる空気感を醸し出していました。

 ただし、お話の筋書きそのものは正直に言って、何百回と見てきたような定番パターンで、恋人を何者かに殺されてしまい、主人公が復讐の旅に出る。道中では心優しい先輩との出会いや、凶悪な敵との激闘があり、ついに黒幕にたどり着いて対決……。しかも、「実は黒幕には驚きの正体が!」という、ある意味テンプレートのような展開でしたので、ストーリーに新鮮味はあまりなかったように感じます。

 とはいえ、約90分というコンパクトな尺の中でテンポよく物語とアクションが進行していくので、最後まで楽しく観ることができました。深く考えずにアクションを楽しみたい方にはぴったりの一本だと思います

☆☆☆

鑑賞日: 2015/06/27 DVD

監督アイザック・フロレンティーン 
脚本デビッド・ホワイト 
出演ケイン・コスギ 
スコット・アドキンス 
肘井美佳 
菅田俊 
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