映画【虹色ほたる 永遠の夏休み】感想(ネタバレ)

nijiirohotaru
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●こんなお話

 少年がタイムスリップして昔の夏休みを体験する話。

●感想

 昭和の古きよき住民たちを見てるのは気持ちのいいもので日本人でよかったと思える描写がたくさん詰まってました。子ども達だけで遊ぶ冒険だったり、村の夏祭りだったり、怖い雷おじさんだったり。

 妖怪みたいなおじちゃんにタイムスリップさせられた主人公は、そこで様々な人たちと出会い遊んで満喫する展開でしたが。同じ家に住む女の子は一人っ子のはずなのに「お兄ちゃんの思い出」があるらしいという流れ。主人公だけでなく、この少女も実は……。って展開からついていくのに必死になりました。

 物語の展開も回想と夢の連続で、フェードアウトの繰り返しでなかなか話が転がらず。思い出してばっかりなので、一体この主人公は何がしたい話なのか混乱してしまいました。ただ「死んではいけない」の繰り返しで、何故死んではいけないと思ってるのかがわかりませんでした。主人公の父親、少女の兄の死の関係の回想。ここも回想。一体いくつの回想が挿入されたのか。
 悩む主人公たち。実はこういうことが昔あった。回想。の繰り返しじゃ、この村のこの時代にする意味ってなんだったんだろう? と思ってしまいました。ただ、昔はよかった。というだけでは意味がないと思いました。

 エピローグもよくわからず、少女は死を選択したはずなのに何故か失明して生きてる。死んだはずのお兄さんらしき人も普通にいる。年上だと思ってたのにも関わらず、隣人の男の子は主人公と同世代だし。

 時間軸がよくわからず、回想の多さに閉口してしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日:2012/05/20 TOHOシネマズ南大沢

監督宇田鋼之介 
脚本国井桂 
原作川口雅幸
出演(声)武井証 
木村彩由実 
新田海統 
櫻井孝宏 
能登麻美子 
中井和哉 
大塚周夫 
石田太郎 
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