映画【風来坊探偵 赤い谷の惨劇】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 風来坊探偵が山岳地帯の牧場の利権をめぐって悪人と争う話。

●感想

 60分ほどの中編で、おそらく予算とかも少ないながらもジャンル映画、プログラムピクチャーとしての無国籍アクションとして楽しい1本でした。

 冒頭からセスナ墜落があり、そこから行方不明者を探す親族がいて、どうやら悪い会社がいてそこが犯罪もいとわない連中で彼らと揉めていて、そこに主人公の風来坊探偵が現れて、犯罪者集団と対立を深めていく。

 ただ中編のため、一応主人公が探偵らしく推理をして事件を真相を明らかにしていきますが、セスナ墜落のための元スチュワーデスさんがパラシュートを使ってダイブとかかなりリスキーな犯罪だし。クライマックスで主人公が相手のボスに推理をするところとかも急展開過ぎて驚くとかよりも戸惑う解決でした。そこからの銃撃戦は迫力あってよかったです。

 主人公のライバルとして出てくるスペードの鉄なるキャラクターもあまり魅力的ではなく、ただの日和見な男にしか見えないのが残念でした。やたら鳥やウサギは殺すくせになかなか人間が殺せないキャラクターで全く主人公のライバルとして全く怖くも特に何もない人物でした。

 とはいえ、雄大な自然の中でのアクションとかはスペクタクルで見ものの映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/05/20 DVD

監督深作欣二 
脚本松原佳成 
神波史男 
出演千葉真一 
北原しげみ 
小林裕子 
宇佐美淳也 
曽根晴美 
安藤三男 
神田隆 
故里やよい 
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