●こんなお話
インドネシア独立のために日本敗戦後もインドネシアに残って戦った人たちの話。
●感想
白人の圧政からアジア人の手に戻すために勇ましく戦った日本人がいた。というのを描きたいのはわかりますが、いかんせんお涙頂戴の演出や勇ましさだけが強調されて空回りしてしまってダルい映画に仕上がっているように思えました。
前半はアジアを白人の手から解放するために自存自衛の戦争を行った日本軍として現地人を訓練して兵隊を育てていくのが描かれ、後半は日本の敗戦が決まってもなお現地に残りインドネシア独立のために戦っていく姿が描かれていきます。
どうやって強大な敵に挑んて行くのかが見ててもよくわからず。ただ叫びながら突撃していくだけの繰り返しなので戦闘シーンが飽きてきてしまいました。どういう作戦でどうしたら勝敗が決まるのかとかがわからず。ただ1人1人がやられていくシーンが続いていく。ここで感動的に死んでいきますが、そこまでに詳しく描かれないので、あなた誰? 状態でした。
主人公も日本軍の命令と現地人の嘆願の間に苦しむみたいなのが少しだけ描かれますが、なぜ彼がインドネシア独立のために戦おうとしたのかよくわからなかったです。親友の死というのがありましたが、それでも動機としては弱かったと思いました。それよりも棒立ちでいきなり歌い始めたりとありえない描写とかが気になっちゃって入り込めなかったです。
☆
鑑賞日: 2015/08/12 DVD
リンク
監督 | 藤由紀夫 |
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脚色 | 石松愛弘 |
出演 | 山田純大 |
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保坂尚輝 | |
ムハマド・イクバル | |
ローラ・アマリア | |
六平直政 | |
水橋研二 | |
津川雅彦 | |
榎木孝明 |