映画【ミスター・ベースボール】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ヤンキースの一塁手がニッポンの中日ドラゴンズに移籍して、最初はワガママだったけどしだいにチームプレーを学んでいく話。

●感想

 もう過去の選手とされている主人公が移籍先に中日ドラゴンズと言われて日本へ。入団会見でジョークも通訳に意訳されたりして、日本では広めの家だけど狭さにびっくりしつつ。ドラゴンズのロッカールームで仲間たちからガイジン扱いな目線を受けつつ、監督に挨拶したりして。

 練習はハーモニーを重んじてみんな同じ練習をさせられたりするのが納得できない主人公。試合でもバントを命じられたりして不満。㎝にでることになって、それの担当者とデートして結ばれたり。そして彼女の実家に行ったらお父さんが実は監督だったというのびっくり、さらにはそばをすする文化に驚いたり。そこで話をして、日本式の練習を監督とマンツーマンで頑張り、監督も球団側からこのままではクビ宣告のプレッシャーを受ける。

 そしてチームも上昇して主人公もホームランの記録がかかって、チームメイトからそれを破るように期待されるけど。対戦相手から敬遠を受けたりデッドボールを受けてチームメイトが乱闘してくれたり。最後の打席でチャンスが回ってきて「ホームランを打て」というサインを出されるもスクイズを決めて優勝。

 アメリカに帰国後、恋人が見守る中、若い選手にアドバイスしている主人公。でおしまい。

 いかにもなアメリカンな選手といかにもなニッポンの頑固な監督が対立しながら、しだいにチームの勝利に向けてお互いのいいところを取り入れて一つになって行くチームという王道の展開は見てて熱かったです。外国のニッポンが舞台というのもバブルな当時が伝わってくるのも良い感じでした。

 日本の野球の熱狂が伝わってくる映像もすごくて、本当に熱気が充満しているスタジアムというのが見ものです。ハーモニーを大事にという監督と野球はゲームで選手生命は短いから楽しめという主人公の考えの対立なんかもわかりやすくて見やすい対立構図。

 電車で葉巻を吸うという今見ると凄いカルチャーギャップが勉強になりました。日本の舞台にしたハリウッド映画として面白いとは思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2014/11/01 DVD 2023/02/12 Amazonプライム・ビデオ

監督フレッド・スケピシ 
脚本ゲイリー・ロス 
ケヴィン・ウェイド 
モンテ・メリック 
出演トム・セレック 
高倉健 
高梨亜矢 
デニス・ヘイスバート 
塩屋俊 
保積隆信 
マック高野 
藤原稔三 
藤田朋子 
レオン・リー 
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