映画【クライムハンター3 皆殺しの銃弾】感想(ネタバレ):竹内力の底知れぬタフさが光る!70分ノンストップ銃撃戦アクション映画

Crime Hunter3
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●こんなお話

 元恋人を拉致された刑事が奪還するために頑張る話。

●感想

 ある夜、主人公のもとに突然現れたのは、何者かに追われている一人の女性だった。事情も分からぬまま、彼女を保護しようとする主人公。しかしすぐさま謎の男たちが現れ、銃撃戦に突入する。どうにかして彼女を逃がそうと奮闘するが、結局女性は捕まってしまう。

 警察による捜査は進展を見せず、主人公は独自に行動を開始。犯人グループの裏に麻薬の売人が関与していると知り、その人物に接触するため現地に向かう。そこへ突然現れる女性警官。彼女はかつての相棒を敵に殺され、復讐に燃える人物で、主人公と同じく真相を追っていた。

 やがて主人公と売人、そして女性警官の三人は利害が一致し、行動を共にするようになる。主人公の元恋人がいるクラブを訪れ、彼女の救出を図るも、売人が金を取り戻そうと現場に戻ったため、主人公もそれを追って再び戦火に身を投じることに。

 しかしそこで明かされる真実。売人は実は敵側の人間で、主人公に銃を向ける。しかし形勢が変わり、売人も組織に見捨てられ命を狙われる立場に転じたことで、共闘関係に戻る。再び合流した二人は脱出を試みるが、その途中、主人公の元恋人が凶弾に倒れる。

 そして今度は女性警官が敵に捕らわれてしまい、主人公たちは彼女を助けるために敵のアジトに突入。再び銃撃戦が展開される中、あらゆる部位に被弾しながらも立ち上がる主人公。最終的に敵を倒すため、自動車を大爆発させるという荒業に出て、自身も深く傷を負ってその場に崩れる。

 アクション映画らしくガトリング砲が登場したり、爆発シーンが盛り込まれていたりと、映像的な迫力はしっかり詰め込まれていました。ですが、銃撃戦の描写がやや単調で、撃ち合っては次の場面へ、という繰り返しがやや気になってしまいました。70分という短めの上映時間ではありましたが、その中でもアクションが少々冗長に感じてしまう場面もありました。

 とはいえ、竹内力さんのタフネスぶりには驚かされます。肩を撃たれ、足を撃たれ、腹を撃たれてもなお前線に立ち続ける姿には、もはや不死身という言葉すら浮かんでくるほどでした。男の執念、そして肉体の強靭さを体現するその姿は、強く印象に残るものがありました。

☆☆☆

鑑賞日:2023/02/12 WOWOW

監督大川俊道 
脚本大川俊道 
出演世良公則 
辻沢杏子 
吉田美江 
竹内力 
清水健太郎 
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