映画【山河ノスタルジア】感想

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●こんなお話

 1999年、2014年、2025年の3つの時代を生きる中国人たちの話。

●感想

 過去、現在、未来と時代が変わるにつれて画角や色味が変わる映像の世界観の中を高度経済成長で急成長する中国の人たちが波に乗れた人と乗れなかった人たちを映し出していきます。それでいて波に乗れたから果たして幸せなのだろうか? というのを問いかけてきます。 

 過去パートでは1人の女性と彼女を好きな男性2人の三角関係を中国の田舎を映しながら見せていきます。ここは単純に中国の若者たちがどういう生活なのかという興味で見ることができました。 

 現在パートは金持ちのほうと結婚した主人公がもう離婚して父親の死をきっかけに離ればなれになった息子を呼んで、微妙な距離感になってしまった息子との交流。 

 未来パートはオーストラリアで大学生になった息子がやる気のない日常を抜け出したいともがく。透明なiPhoneとかの未来描写とか出てきて、全く別の映画を見ているかのような気持ちになりました。なかなかの熟女な先生といきなりのキスシーンとか笑いそうになってどういう距離感で見ていいのか戸惑いました。個人的にはこの未来パートはいらなかったのではないか? と思いながら見てました。ほとんど主人公出てこないし。 

 いきなり飛行機墜落シーンという派手な場面が出てきたり。街中をめちゃくちゃでかい猪八戒とか沙悟浄が持ってそうな刀を持ちながら歩く少年だったり、なかなか読み取るのが大変なカットが挿入されていました。タイトルが出るタイミングとかも開始1時間くらいで出てきて他の映画で見たことなかったので面白かったです。 

 とはいえ、金持ちになることがいいのだろうか? 貧乏だけど餃子を作ってみんなで食べることの方が幸せなのではないか? と見せてくれる映画でした。そしてオープニングとエンディングで同じ曲のダンスなのにこれほど悲しい気持ちにさせてくれる映画でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2016/05/11  シアター・イメージフォーラム

監督ジャ・ジャンクー 
脚本ジャ・ジャンクー
出演チャオ・タオ 
チャン・イー 
リャン・ジンドン 
ドン・ズージェン 
シルヴィア・チャン 

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