映画【007 ムーンレイカー】感想(ネタバレ)

moonraker
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●こんなお話

 スペースシャトルが何者かに盗まれて、神経ガスで人類絶滅計画を実行する悪人と戦うボンドの話。

●感想

 ボンドがCAさんといちゃついていたら、そのCAさんから銃を突きつけられてパイロットと共に襲い掛かってきてからのアクションに始まり、飛行機から落下してパラシュートを奪い合いながら戦うという見せ場から、どうやって撮影しているのだろう? というびっくりな見せ場で最高のツカミでした。前作の【私を愛したスパイ】の冒頭のアクションと共に最高のハラハラドキドキを見せてくれます。

 科学者のもとに向かって彼の秘書の日本人なのか中国人なのかなアジア人に剣道服姿で襲われたり、宇宙飛行士訓練の遠心力装置で殺されそうになったり。ジョーズが何度も襲ってきて何度も撃退する。リオのカーニバルで一般人の流れに逆らえずそのまま連れていかれるのとかも面白かったです。ジョーズも人間的に描かれていて、恋をしてご主人様に反旗を翻すなど熱いキャラクターになっていました。

 ボンドに協力する女性の博士みたいな人がボンドに協力したことによって大きい犬に追いかけれて殺害されるとかは結構ショッキングでした。しかも誰もそのことにふれないまま話が終わるというわびしさ。「未知との遭遇」の音楽や「荒野の七人」の音楽が流れるパロディなどもありました。 

 敵の計画が宇宙に選抜した人間を連れてきて、地球の人類を殺害して、宇宙で増やした人間を送り返すという破天荒な計画。クライマックスの宇宙での戦いで無重力装置が壊れて、みんなが漂う姿ともヴィジュアルとして楽しいです。アメリカのスペースシャトルがやってきて、宇宙服同士の大勢がレーザーを撃ちあうとか爆発する宇宙船とか特撮も見ものでした。

 これぞエンタメ作品として楽しめる120分でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/09/21 Amazonプライム・ビデオ

監督ルイス・ギルバート 
脚色クリストファー・ウッド 
原作イアン・フレミング 
出演ロジャー・ムーア 
ロイス・チャイルズ 
ミシェル・ロンダール 
リチャード・キール 
コリンヌ・クレリー 
バーナード・リー 
ジェフリー・キーン 
デズモンド・ルウェリン 
ロイス・マックスウェル 
エミリー・ボルトン 
トシロー・スガ 
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