映画【三たびの海峡】感想(ネタバレ)

mitabi-no-kaikyo
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●こんなお話

 強制連行で日本に連れてこられた朝鮮人の酷い扱いの日々と日本人との恋愛の話。

●感想

 老人となった朝鮮人が日本へやってきて若き日々を回想して、日本に無理やり連れてこられてやってきて、日本人がやらない炭鉱での劣悪な重労働の日々だったり日本人にボコボコにされたりというのが描かれていきます。
 確かに酷い歴史で辛いですが、ステレオタイプすぎるというか。わかりやすい人物像たちで映画として面白いかと言われればイマイチだと思いました。

 しかもクライマックスは自分や仲間の朝鮮人をさんざん追い詰めてた当時の監督官の男との対決というもので、いきなりのおじいちゃん対決に戸惑いました。
 それまで日本の未亡人との恋愛だったりがメインだったため、現在で知事だかになっている憎い日本人との対決がいきなり現れてしまってちょっとついていけなかったです。けどどんだけ強風なんだという中で三國連太郎さんと隆大介さんの対決の迫力ったら凄かったです。めっちゃ草木が風であおられてるという。反日感情が強くて韓国で暮らせない日本人妻だったり不幸が描かれていきます。

 勧善懲悪ものでわかりやすすぎるような感じでしたが、三たびの海峡と三度海峡を渡るときのどれもが渡航の目的や気持ちが全然違うものでよかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2014/02/08 DVD

監督神山征二郎 
協力監督盧鎭変 
脚色加藤正人 
神山征二郎 
原作帚木蓬生 
出演三國連太郎 
隆大介 
南野陽子 
永島敏行 
白竜 
李鐘浩 
草薙幸二郎 
樋浦勉 
安藤一夫 
伊佐山ひろ子 
神山兼三 
有薗芳記 
趙方豪 
風間杜夫 
長倉大介 
賀川ゆき絵 
樹木希林 
泉ピン子 
岩城滉一 
林隆三 
山本圭 
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