映画【戦争と人間 第一部 運命の序曲】感想(ネタバレ)

MAN AND WAR
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●こんなお話

 第二次大戦突入時の満州での人たちの話。

●感想

 昭和初期の財閥、関東軍、市井の人々などマクロな視点からミクロなものまで戦争へ向けてどのように動いたのかをダイナミックかつ繊細に描いてて面白く見ることができました。

 関東軍が暴走していく様子や金儲けのために様々な陰謀を仕掛ける財閥。怪しい三國廉太郎さんなんかは悪役っぷりを発揮していて最高でした。
 共産党が捕まったり朝鮮人の蜂起いろんな出来事が次から次に起こっていきますが、大勢の人物が同時に動いてくので決まった主人公がいない感じなので感情が大きく動く物語でないのが少し残念でした。

 シネスコの画面に大量の人間がかけまわって爆発の嵐の戦闘シーンの迫力はすごくかったです。ドッカンドッカン爆発して崩壊する城壁なんか死人が出てないのか心配になりました。

 ただ、1シーンしか出てこない人物だったり本筋に関係のない人物にまでテロップが出るので、集中して見ていると200分という時間もあいまってものすごく疲れる映画になっていました。

☆☆☆☆

鑑賞日:2012/11/17 DVD

監督山本薩夫 
脚色山田信夫 
原作五味川純平 
出演滝沢修 
芦田伸介 
高橋悦史 
浅丘ルリ子 
中村勘九郎 
佐藤萬理 
二谷英明 
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