ドラマ【マーベル/ルーク・ケイジ シーズン1】感想(ネタバレ):ルーク・ケイジの誕生譚!鋼の身体でハーレムの悪を撃つマーベルドラマ

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●こんなお話

 身体がめちゃ硬い男がハーレムで自警団的な活動を決意するまでの13話。 

●感想

 昼は理髪店で働き、夜はナイトクラブでバーテンダーとして働く主人公。目立たず静かに暮らしていたが、ナイトクラブの裏取引の場で裏切りが起き、オーナーの大切な品が奪われてしまう。そのブツを持ち逃げしたのが、なんと理髪店の息子だった。理髪店に隠れていた彼をかばう形で、オーナーの部下たちが店を襲撃。巻き込まれた仲間たちは命を落とす。

 主人公は怒りに燃え、裏のアジトを襲ってオーナーの供給ルートを潰していく。しかし、オーナーは警察を買収していて、証言者が次々に殺され、正義を通すのは簡単ではなかった。物語の中盤では、内部抗争が激化し、新たな敵としてダイヤモンドバックが登場。彼は特殊な銃弾で主人公の“鋼の身体”を貫通し、主人公は重傷を負う。

 主人公はかつて身体強化の研究を行った科学者のもとに運ばれ、治療を受けながら力を取り戻す。そしてラストでは、スーパースーツを着たダイヤモンドバックとの激しい肉弾戦へ。悪徳議員の不正を暴き、ギャングたちを倒して勝利を収めるが、証人の死によって議員は釈放され、逆に主人公が逮捕されて物語はおしまい。

 身体が異常に硬いというシンプルな能力ながら、銃弾すら効かない圧倒的なパワーで敵をねじ伏せる戦闘は見ごたえがあり、爽快感も抜群でした。

 物語の舞台となるハーレムの街並みも作品に独特の空気感を与えており、ジャズやソウルを基調とした劇中音楽が、大人な雰囲気を漂わせている。都市ドラマとしての魅力が詰まっていました。

 最初は力を使うことに消極的だった主人公が、大切な人を失ったことで闘いに身を投じていく姿を、全13話かけて丁寧に描いていく構成。単なる勧善懲悪ではない、葛藤と決意の物語になっていました。 

 ただし、悪役がやや分散していた印象は否めず、コットンマウス、ダイヤモンドバック、シェイズと3人に分かれたことでそれぞれの印象が薄くなってしまった点は少し惜しかったです。特にダイヤモンドバックは終始押され気味でした。

 それでも、シリーズ全体に登場するクレアとのロマンス要素や、彼女が別シリーズのヒーローたちとも深い関係を持っている描写など、マーベル・ドラマシリーズのクロスオーバー的な楽しさも存分に味わえる作品でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2017/12/04 NETFLIX 2020/01/22 NETFLIX

原作チェオ・ホダリ・コーカー
出演マイク・コルター
アルフレ・ウッダード
ロザリオ・ドーソン
テオ・ロッシ
シモーヌ・ミシック
ジェイデン・ケイン

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