映画【生きる LIVING】感想(ネタバレ)

LIVING
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●こんなお話

 余命半年の宣告を受けた市民課の課長が今までとこれからの人生を見つめなおして一念発起して講演を造る話。

●感想

 汽車を待つホームで新入りの男性が先輩や上司と一緒に通勤するところから始まって、主人公の上司も別のホームで乗ってくる。役所での仕事は淡々と事務作業をこなして、公園の整備の陳情に来た婦人方を別の課にまわして新人も一緒にまわるけど、結果たらい回しにされて市民課に戻ってくる。

 主人公が病院で検査結果を聞くとガンで余命半年の宣告を受けてショック。息子に話そうとするけれど、息子たちの態度があまりよくなく言えずじまい。仕事を欠勤して、バーで出会った男性とゲームセンター行ったり映画を見たり遊んだり。お金を使ったことを息子夫婦からとがめられそうになるけど、それを言えない息子。

 役所から転職してウェイトレスとして働く女性を見て彼女と映画行ったりゲーセン行ったり、彼女から主人公がゾンビというあだ名で呼ばれていたことを教えてもらったり。役所に戻っていきなりやる気を出して公園の陳情を改めて聞きに行く。

 主人公の葬儀になって主人公が公園の整備のためにいろんな部署にかけあって役所が動いて公園が整備されて子どもたちが遊ぶ。公園が完成後に亡くなる主人公。夜の公園で警官がブランコで幸せそうにしている主人公を見ていたことを告白しておしまい。

 オリジナルの作品とベースは一緒ですが、1950年代のイギリスのジェントルマンっぷりの背景が楽しかったです。100分程度でサクッと人間の美談として気持ちよく見られる1本でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2024/04/21 Amazonプライム・ビデオ

監督オリヴァー・ハーマナス 
脚本カズオ・イシグロ 
原作作品黒澤明
出演ビル・ナイ 
エイミー・ルー・ウッド 
アレックス・シャープ 
トム・バーク 
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