映画【弱くて強い女たち】感想(ネタバレ)

Little Big Women
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●こんなお話

 放蕩旦那が亡くなってその奥さんと娘たちや愛人とかが葬儀に向けて今までの人生やこれからについて考える話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 魚市場で誕生日を祝われながらいろいろ物色して買い付けをしている主人公。家に帰って料理をして、三女に誕生日くらい人生を楽しめてきなことを言われたり。そして孫娘がやってくるというので迎えに行ってタクシーでカラオケしたり。

 三女が病院に行くと父親が入院していて亡くなってしまう。誕生日会のときに夫の訃報が届く。長女はダンサーとして働いて次女は美容整形の医者。みんな揃って誕生日会を開いて盛り上がりつつも複雑な家庭環境が描かれていきます。

 主人公は孫娘と一緒に夫が亡くなった病院に行って夫に付き添った人間を探る。夫の荷物を片付けながら過去を回想。文学青年の夢を持っている夫を屋台で家計を支える主人公。けど離婚届をつきつけられて去ってしまう。

 葬儀のやり方で主人公と三女の意見が割れて、2つのやり方で葬儀が進む地獄っぷり。三女は父親の愛人と連絡を取り合っていて葬儀の様子を教えたり父親のことを聞いて昔何があったのか気になる。長女は胸にしこりを感じて次女の旦那に診てもらったら癌が再発していることが判明。家族には言えないけど久しぶりに再会した元恋人だか旧友の男性には話す。

 三姉妹だと思ってたら実は4人目の娘がいて夫が蒸発した後、家計が苦しくなったので養子に出されていたことがわかる。彼女は妊娠しているとかの話をしたり。長女が離婚協議に来た旦那が訪ねてきて話し合いをしにくるけど揉めて元恋人が励ましたり。

 女性たちが旦那の葬儀に訪ねてきて、そのうちの1人に愛人が混じっているのを主人公は見抜いて探るけどそれを察知して帰ってしまう女性たち。三女が呼んでいたのを他の姉妹が話をしているときに主人公が訪ねてきて何をしているのか問いただすけど、長女ががんが再発したというのが思わず判明して驚く主人公。

 主人公が神社で月老に長女の健康を願っていたら愛人もたまたまいて話をする。主人公の元を去ってから何があったのかを聞き出す。

 娘たちを集めて遺産を娘たちに託して、長年拒んでいた離婚も認めて、最後に葬儀の日に妻の場所に愛人を座らせて自分は葬儀に参加せず。そして誰もいなくなった葬儀会場に1人焼香を上げる主人公だったのだという。

 台南の文化や景色を背景に家族の死をきっかけに確執とか対立を描いていて静かな感動が得られる1本だったと思います。逆に言えば台湾の文化とかにとっかかりがないと結構厳しいのかなとも感じる作風だと思います。

 夫が去って何十年もいなくなる中、主人公が頑張って自分のお店を経営して娘たちを育て、さらに4人目は家計が苦しいから養子に出していたことがわかったりしつつ。娘たちにも自分を抑えて生きてきた人がいたり自由に生きてきた人もいたりして、対立とかがあってそれを吐露してぶつけあっていきます。

 感情を爆発させて気持ちを台詞で話したりするものではなく、普通の話し合いとか映像で見せるとても映画的な映画で120分飽きずに見られる1本でした。文旦の皮を頭に被ったり月老祈ったりの文化が見られて、タクシーでカラオケをするのとか楽しかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2022/11/20 NETFLIX

監督シュー・チェンチエ
出演チェン・シューファン
シェ・インシュエン
ビビアン・スー
サン・カーファン
ディン・ニン
チェン・イエンフェイ
チャン・チュンニン
ヤン・イージャン
ロン・シャオホア
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