映画【孤獨の人】感想(ネタバレ):皇太子の学友として描くリアルな学生青春

●こんなお話

　皇太子が籍を置く学修院高等科の人たちの話。

●感想

　学習院の登校する朝に車で登校する皇太子。新任の先生に黒板消しを落とすいたずらをする学生たち。うるさくて隣の先生がクレームに来たり。

　主人公は皇太子のご学友になったということで周りから騒がれたりするのが嫌。修学旅行に行くとメディアがついてきて写真を撮って新聞に動向が載って大変。

　主人公は恋人みたいな存在がいるけどその人は叔母で両親は反対していて親との関係は険悪。主人公の友人で皇太子の幼馴染で、その友人も海岸で出会った女性とデートを重ねるけど、女性は皇太子のご学友というブランドで見ていることを知って絶望。皇太子が写真で見た女性を主人公たちがあいだに入ってデートに誘うけど、侍従の反対で皇太子は外に出られない。

　皇太子と女性が一緒に写っている写真が新聞に載ってスキャンダル的なことで誰が写真を売ったんだと学生たちで犯人捜しがあったり。友人が皇太子を外に連れ出して銀座へ。護衛が慌てて後をついていく。主人公も叔母と一緒にいたところ、皇太子たちと会って「ついにやったな」と話す。

　少女から花を買ったりカフェに行くけど周りが騒いで支配人が挨拶に来たりするので外に出ようとなったり。寮に戻るとみんな大騒ぎで学生たちは教師とかから怒られて車で外に行く皇太子にお別れをしておしまい。

　皇太子とその学友というモチーフが面白くて、特別扱いの中、同じ人間だということで何とかしようとする姿は興味深く見られました。ただ主人公自体はあまり皇太子に関係のないところでの叔母との恋愛関係とか両親との不仲とかが描かれるので正直退屈なところも多かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2025/03/13 Amazonプライム・ビデオ