●こんなお話
人の記憶を消しちゃう記憶屋を探す話。
●感想
主人公にプロポーズしたヒロインがいてそのヒロインが記憶をなくしてしまってという根本の流れが最初からわかりにくく、なまって喋るもう1人のヒロインがいて彼女とやりとりしつつ記憶喪失のヒロインとの回想が入る冒頭から飲み込みにくいスタートでした。幼馴染というヒロインはものすごく仲良くて外野から見ていると、この幼馴染と付き合っているんだろうなと思っているとそうじゃないのかと混乱しました。
都市伝説の記憶屋を大学の授業で知り合った弁護士さんも記憶屋を探していて一緒に手がかりを追っていく。都市伝説と言っている割には登場人物みんなが記憶屋について知っているのとかもSFとして魅力が感じられず、主人公と近いヒロイン2人が記憶屋に記憶が消されているというのも異常事態だと思いますが、そこまで深刻ではないのだろうか? という設定でした。
演出も大仰な音楽が垂れ流しな印象で、そこで主人公が過去のトラウマを告白したりいきなり主要人物が亡くなったりとして泣いて地面に倒れこんだりするのを冷たい目で見てました。記憶屋という運命を背負った人物の宿命の重さや悲劇性みたいなのも感じられず、ただの自分勝手のわがままで記憶喪失を発動させて、それで許す許さないで物語のクライマックスを持っていっているので盛り上がらないまま終了していく100分間でした。
☆☆
鑑賞日:2021/03/23 WOWOW
リンク
監督 | 平川雄一朗 |
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脚本 | 鹿目けい子 |
平川雄一朗 | |
原作 | 織守きょうや |
出演 | 山田涼介 |
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芳根京子 | |
蓮佛美沙子 | |
佐々木蔵之介 | |
杉本哲太 | |
泉里香 | |
田中泯 | |
佐々木すみ江 | |
櫻井淳子 | |
戸田菜穂 | |
ブラザートム | |
須藤理彩 | |
濱田龍臣 | |
佐生雪 |