映画【金環蝕】感想(ネタバレ)

Kinkanshoku
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●こんなお話

 ダム建設を巡るまさに政財界の権謀術数入り乱れる話。

●感想

 まさに全員悪人というか。悪い奴ほどよく眠るというか。登場人物全員が金、権力に向かって突き進むという。
 昭和の俳優さんたちの色気も凄いことになっていて、三國連太郎さんなんて「妾が24人」だかって台詞をサウナでにやけながら話すという。仲代達矢さんも「今日君を抱くのは最後だ。どうした早く脱ぎなさい」とそのままベッドシーン。そして絡みと何故か豪快な波がザバーン! と散る映像がインサートされるのが笑えました。

 たくさんの登場人物が入り乱れますが、全員が自分の欲望一直線なのでわかりやすい対立構図で見やすく。しかも俳優さんたちの魅力全開で圧巻の迫力の2時間30分でした。シーンも細かくポンポン突き進むので退屈しなかったです。 
 惜しむべきはこの当時の政治家などを知っていれば、モデルとなった人物がわかって更に感情移入できたと思います。

 宇野重吉さんのインパクト、仲代達矢さんの厭らしさ、三國連太郎さん最後の予算委員会での演説シーン。
 基本、悪そうな人が悪そうな人と密室で談合しての繰り返し。大手マスコミは見て見ぬふりをして高橋悦史さん演じる記者がスクープしようとすると……。という展開。

 世の中これでいいのか! と叫びたくなる映画で凄かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2013/06/15 DVD

監督山本薩夫 
脚本田坂啓 
原作石川達三 
出演宇野重吉 
中村玉緒 
大塚道子 
長谷川待子 
早川雄三 
矢野宣 
吉田義夫 
仲代達矢 
三國連太郎 
山本学 
北村和夫 
大滝秀治 
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