映画【キルショット】感想(ネタバレ)

killshot
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●こんなお話

 殺し屋の主人公が組織に狙われ、弟分となった男と銀行を襲撃するけど失敗して目撃者の夫婦を暗殺しようとする話。

●感想

 ミッキーロークの寡黙な感じがカッコいい殺し屋の主人公ですが、雰囲気はカッコいいのに見ていくと何も考えずいきあたりばったりな男で全くカリスマ性がないです。
 弟たちと強盗とかやってるけど、弟の1人を間違って射殺してもう1人は刑務所行き。それがトラウマになっている主人公。組織の命令で殺しをするけど目撃者は殺すというポリシーで目撃者を殺すけど、それが組織のボスの女で祖組織から狙われる。ひょんなことから若造とタッグを組んで銀行を襲うけど、返り討ちに遭うっつうダメっぷり。そして目撃者を残さないというポリシーで目撃者の夫婦を殺そうとする。
 全部、余計なポリシーで自分で自分の首を絞めている感じで見てて笑いそうになりました。

 途中で一緒になる若者は主人公と対比としておしゃべりな男として出てきて、主人公は自らの弟と重ね合わせて一緒に行動するようになる。ここら辺の流れは面白いですが、結局、主人公がこの若者に対しておこす行動が今までのフラストレーションを爆発させるものでしたが今まで何だったんだろう? とイマイチな流れでした。
 もう1つの流れである狙われる夫婦も離婚間際の冷え切った関係がしだいに回復していくというのも、仲が悪いから仲が良いというベクトルになるまでが淡泊すぎて、役者さんたちは良いのにモッタイナイ展開でした。

 95分という短さでまとまっているとは思いますが、主人公の4人をもっと深く知りたい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/11/09 Hulu

監督ジョン・マッデン 
脚本ホセイン・アミニ 
原作エルモア・レナード 
出演ミッキー・ローク 
ダイアン・レイン 
トーマス・ジェーン 
ジョセフ・ゴードン=レヴィット 
ロザリオ・ドーソン 
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