映画【彼らが本気で編むときは、】感想

☆☆☆

●こんなお話

 育児放棄された小学生が叔父さんとその恋人と生活するうちにいろんな人の母と娘の絆が再確認される話。 

●感想

 淡々と物語が進む演出の中にちょこっと笑えてかつ主人公たちが成長していく姿がしっかりと描かれていたと思いました。その中で母親と娘の関係を主人公の小学生、トランスジェンダーで性転換した生田斗真さんを始め女性キャラクターがキーとなる作品になっていました。 

 小学生の家は荒れ放題で母親は家を出て行っちゃったので、本屋で働く叔父のもとへ。見ていくとどうやら今回が初めてではないらしい。叔父さんには大切な人がいるらしくて会ってみたら、トランスジェンダーで性転換した女性だった。生活していくうちに彼女の方が実の母親よりよっぽど母親らしいことをしてくれて、充実した日々が始まる。そして彼女は手術で自分の切り落とした男性自身の供養のために煩悩の数だけ編み物を作り、それを燃やして供養してとせきの性別を変えようと決めていて、3人で編み物をする生活が描かれていきます。学校でも自分の性について悩んでいる主人公の同級生がいて、彼も母親との関係に悩んでいて…。母親と叔父さんと彼達の入院している母親。といくつもの親子関係が登場します。生田斗真さん、桐谷健太さんのお芝居で引っ張っていってくれてさすがでした。 

 ただ小池栄子さん演じる同級生の母親役がいかにも悪いステレオタイプなキャラクターとして登場して、小池栄子さんらしい怪演でインパクト大なキャラクターで面白いですが、安っぽく見えてしまって残念でした。いまどきあんなわかやすく嫌悪感を表に出す人っているのだろうか。と思ってしまいました。 

 それにそれぞれのエピソードもぶつ切りな印象で生田斗真さんの小学生時代の回想とか唐突に思えました。演出自体も淡々なため映画が始まって終わるまで主人公たちの人生を見てもあまり心が動かされなかった映画でもありました。 

☆☆☆

鑑賞日: 2017/03/09 TOHOシネマズ川崎

監督荻上直子 
脚本荻上直子 
出演生田斗真 
柿原りんか 
ミムラ 
小池栄子 
門脇麦 
りりィ 
桐谷健太 
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