映画【鍵泥棒のメソッド】感想(ネタバレ)

kagidoro
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●こんなお話

 記憶喪失となった殺し屋と泥棒が入れ替わってのドタバタの話。

●感想

 冒頭、女性編集長が、相手もいないのに結婚宣言をして部下たちに相手を探してもらいながら祝福されるというヘンテコなシーンから始まり。何故、相手がいないのに結婚するのかというのも伏線になっていました。

 売れない役者で金を友人から借りまくり殺し屋の家まで行って、過ごしてしまう始末。しかも殺し屋に言われる役者の勉強もせず本を買ってもすぐに読むのをやめて「買って満足してしまう1番ダメなタイプ」と言われてしまう。わかるわ、その気持ちと共感してしまいます。

 記憶をなくしてしまう殺し屋は、婚活編集長と偶然出会い2人で記憶を思い出す作業を始めます。この時にいろいろ自分に必要なことをメモする殺し屋。そして自分が役者らしいとエキストラの仕事をするのが笑えます。そして演技が重要とメモしておきます。

 そして3人はヤクザの事件に巻き込まれてお金と女性を巡って騒動が起こりますが。みんな人を愛すること恋することをというのを目的にしていて、馬鹿にしているけど結局人を好きになった人が幸せになるというエンディングも素晴らしいです。そして社長の愛人がイライラしているカットで終わる。なぜなら愛人は人を愛していないから。あの胸がキュンとするというのを見せるための映画だと言ってもいい映画だと思います。そして、そこから更なるオチが用意されているのもよかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/09/16 Blu-ray 2017/09/10 NETFLIX

監督内田けんじ 
脚本内田けんじ
出演堺雅人 
香川照之 
広末涼子 
荒川良々 
森口瑤子 
内田慈 
大谷亮介 
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