映画【十一人の侍】感想(ネタバレ)

Jûichinin-no-samurai
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●こんなお話

 暴虐な将軍の弟にリベンジする侍たちの話。

●感想

 いきなり、暴君をいさめた主君が弓矢を目玉に突き刺されるという殺され方をしてびっくりしました。なんなんだこの将軍の弟は! と驚くオープニングでした。

 一方的に悪いほうにされて理不尽な裁きに納得の出来ない侍たちがリベンジをくわだてますが。主人公の夏八木勲さん以外のキャラクターが薄くて残念でした。たまたまた立ち聞きしてしまった浪人の西村晃さんなんかも面白い人物でしたが、そのほかは顔と名前がほとんどわからなかったです。
 そのため、クライマックスで囮となって必ず死ぬ役割をする侍とかも盛り上がりそうですが誰かよくわからないためもったいなかったです。

 将軍の弟を狙うという緊迫感もほとんどなく、将軍の弟がいるところに難なく暗殺部隊が控えてるのでサスペンスも盛り上がることがなく。

 ただ、映像美は最高にカッコよくて霧の中を遠くから馬のひづめだけ聞こえてきて。その後わらわらと現れる一行などは見たことが無いくらい綺麗な映像でカッコよかったです。クライマックスの雨の中の死闘も泥まみれで凄かったです。

 狙うもの狙われるものの知力と体力を尽くした攻防が見たかったですが、狙う暗殺者たち、ギリギリで作戦中止、また狙う、作戦中止の繰り返しで面白味にかけてしまいました。そして、侍たちの個性のなさももったい映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2012/06/05 DVD

監督工藤栄一 
脚本田坂啓 
国弘威雄 
鈴木則文 
出演夏八木勲 
里見浩太朗 
有川正治 
岩尾正隆 
青木義朗 
林真一郎 
五十嵐義弘 
汐路章 
唐沢民賢 
大川栄子 
西村晃 
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