映画【銃声 LAST DROP OF BLOOD】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　ヤクザの内輪争いに引退した主人公が再び入っていく話。

●感想

　ヤクザとチャイニーズマフィアが会食しているところに刺客が襲撃してきて親分が重傷。子分たちは関西の連中だと騒いだり戦争不拡大を訴える子分がいたり。

　主人公は足ふきマットの営業マンとして働いていて奥さんとも幸せそうに団地で生活している。そこに刑事がやってきて昔はヤクザだったことが会話でわかってくる。街で喧嘩に巻き込まれても非暴力を貫き同僚からもがっかりされたりしつつ、草野球後に風呂に誘われても断ってヤクザの世界にいたことがバレないように生きている。

　一番の武闘派の子分が殺されたり、関西と交渉を行っていた幹部も襲撃されて殺されていよいよ戦争だと過激な意見が大勢を占める。けど若手幹部が親分から「身内に敵がいる、西と一緒になろうと言ったやつが糸を引いている」ということで探り始める。主人公が入院中の親分に誰も警護がついていないことを不審に思いつつ親分に挨拶。

　若手幹部と主人公は良好な関係で若手幹部の妹の看護師としての卒業式の戴帽式に主人公に代わりに出てほしいと頼んで自分は温厚派の幹部だと思っていたけど実は裏で動いていた幹部を襲撃して射殺。けど帰り道に刺客に襲われて重傷。戴帽式ギリギリに参加して妹を見守って絶命。

　主人公は若手幹部の遺言から親分が全部仕切っていたことを理解して親分がいるゴルフ場で銃を乱射して一掃。最後に親分も射殺。帰りのバスで主人公も刺客に襲われて帰りを待つ奥さんのもとに帰れずおしまい。

　どうしてもタカさんの真面目なお芝居を笑ってしまうのが仕方ないですが豪華キャストなのが見ていて凄いです。話自体も堅気の人間がなんやかんやあってヤクザの世界に戻っていってしまうというものですが、ヤクザの内輪揉めが進行しますが、なかなか話が進まなくて終始盛り上がらなかったです。何も起こらないままの時間があって、一体いつ話が始まるのだろう?　とずっと思ってしまいました。看護師さんの戴帽式を長い時間見るのとかも苦痛でした。

　クライマックスのゴルフ場での銃撃戦とかは片手でショットガンを撃ちまくるタカさんは見ていて楽しかったです。

☆☆

鑑賞日:2024/01/09 Hulu