映画【樹海のふたり】感想(ネタバレ)

jukai-futari
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●こんなお話

 樹海に来る自殺志願者に取材したり死体を見つけ遺書や大金を見つけて番組を作るフリーのディレクター2人。取材を進めるにつれ彼ら自身にもそれぞれ問題が浮かび上がってきて……な話。

●感想

 124分という長い映画ですが、主人公の紹介である序盤の取材がやたらと長いです。長いこと樹海に滞在するけど自殺志願者を見つけても逃げられたりうな重をおごってそのまま逃げられたり、旅館のお姉さんといい感じになったり。
 そして中盤から主人公2人の家庭の問題に重点が置かれ始めて、樹海という死というイメージがあまり関係ないように思えました。

 たとえば主人公の1人は自閉症の息子がいますが、家庭のことは奥さんに任せっぱなし。ある日帰宅するとガスで一家心中しようとしているという恐ろしいシーンがありますが、これも何で自殺しようとしたのか一切説明はないです。
 そして息子は父親が見ていた蜘蛛の巣の映像を見て、アスペルガー症候群と診断されてずーっと蜘蛛の巣を見続けてそれを絵にすると個展まで開くほどの上達っぷり。もう1人の主人公は詐欺師に騙されるというシークエンスが続きます。更には実家の父親の介護の問題。この2人の問題と樹海という舞台が全く関係のないものなのではないか。そのためただただ長く感じてしまったと思います。
 樹海という独特の場所の意味って何だろう? ここでなくちゃいけなかった理由って何だろう? と疑問を持ったままの124分でした。

 ただフリーランスの下っ端のディレクターの生活なんかは知ることができました。

☆☆

鑑賞日:2014/01/17 DVD

監督山口秀矢 
脚本山口秀矢 
出演板倉俊之
堤下敦
きたろう 
遠藤久美子 
烏丸せつこ 
関口知宏 
長谷川初範 
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