映画【ジーンズ・ブルース 明日なき無頼派】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　バーのママと墓堀りの青年の逃避行の話。

●感想

　話の展開の仕方が物凄いことになっていて笑えました。梶芽衣子さんが、そもそも何故、渡瀬恒彦さんと一緒に行動するのかも謎です。2人の出会いも、2人が交通事故を起こす出会いも凄いですが、その後、タバコに火をつけたらガソリンに引火して大爆発するのも笑えます。

　話の転がり方が強引に展開するのはほとんどで、爆笑してしまいました。追いかけるヤクザ3人組が、主人公を見つけるのは2回あったと思いますが。どっちともたまたま見つけるという偶然。
　そして、主人公は車で逃げるときにクラッシュして指がもげるというスプラッターシーンまでいろんな出来事が満載すぎます。走って逃げた先がコンテナで、閉じ込められて。空いた瞬間に逃げようとしたら、トラック運転手に捕まり。そして、何故か商店街の人たちに袋叩きにされる。武道派の商店街のおじさんたち……。

　猟銃を手に入れるきっかけも、猟銃を持ってる人がたまたまいて。強引に奪おうとして射殺してしまうってのも。主人公が特に悪くない人たちもバンバン殺していくのが凄いです。警察も不審人物と見るや、すぐに発砲してくるというめちゃ怖い警官だらけです。

　川谷拓三さんの車にひきづられるアクションシーンも凄い迫力でした。本人がひきずられていると思いますが、怪我してないか心配してしまいました。

　とはいえ、クライマックスは一大銃撃戦の90分ノンストップの痛快娯楽エンタテイメントだし。梶芽衣子は、ホント美人さんというのが再確認できる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2011/12/26　DVD