映画【アウトロー(2012)】感想(ネタバレ)

jack-reacher
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●こんなお話

 元軍人が銃乱射事件の犯人を追いかける話。

●感想

 冒頭の狙撃事件が発生する狙撃の緊張感から次々に撃たれていく一般人たちの恐怖は見ていて怖くてよかったです。そして犯人の顔が映り、その後警察に捕まった容疑者が別人。いきなり観客は犯人が違うことを知ります。

 そして、主人公ジャック・リーチャー登場。勲章をいくつももっている軍人だけど家もカードも持たず誰も信用せず無宿者のような謎に包まれた男。その設定とかはカッコよくてフーテンに生きる姿は現代人の憧れでもあります。どうやって生計立ててるんだとかの疑問はありますが。

 パートナーとなる女弁護士と捜査を開始しますが、ここはトム・クルーズのスター性というかなんというかで、格闘も強いし頭もきれるので。女弁護士はトムのいう事を聞いて実行しているだけだし、トムがどんどんと解決に導いてくれます。
 途中、被害者家族の苦悩なんかも入ってきたりして、何も言えない重たい気持ちになったりもします。

 主人公は、途中で知り合った若い女の子を気にかけてちゃんとした生活するようアドバイスしたりしますが、この女の子が……。という展開になったりして、関係のなかった人まで手にかけられ怒りのゲージが上がっていく。
 女弁護士とも下手に恋愛関係にならず、それでいて人質にとられても「オレ、ヒーローじゃないし」と敵に宣言して人質どうでもいいっす。という態度がカッコいいです。

 そしてクライマックスは、さっき知り合った謎のおじいちゃんとタッグを組んで戦うという。さすが無宿者。このおじいちゃん、敵のライフルに穴を開けて使えなくするというスゴ技を持っているのに、トムにも銃を渡せばよかったんじゃない? とも思いますが。トム・クルーズのダッシュが見れたのでよかったです。

 後は、敵のチンピラに襲われたときに敵のチャンスなのに焦って、なかなか攻撃が当たらないといった演出はあんまり見た事なかったので面白かったです。実際の喧嘩なんかはこんな感じだなと。

 ただ、トム・クルーズのスターがゆえにカタキ役がものすごい小さく見えますし。実際、結局この事件の目的や真相がわかる前にトムの衝撃的な行動により霧に包まれたまま終わるという。皆殺しって……。いかにも黒幕的なおじさんが出てきて、片目も指も過去にあった壮絶な体験を、凄みのある声で喋ってたのは一体何だったんだという。

 ちょっと女弁護士の背景とかそんないらないと思うし、結局犯人グループの目的わからずじまいだしと問題はいくつもありますが。飽きずに見れるのが、さすがトム・クルーズという映画でよかったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/09/09 NETFLIX  2016/12/07  NETFLIX

監督クリストファー・マッカリー 
脚本クリストファー・マッカリー 
原作リー・チャイルド 
出演トム・クルーズ 
ロザムンド・パイク 
ヴェルナー・ヘルツォーク 
ロバート・デュヴァル 
リチャード・ジェンキンス 
デヴィッド・オイェロウォ 

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