映画【イントゥ・ザ・ストーム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 怪獣みたいな破壊神な竜巻が来て、みんなで飛ばされないように踏ん張る話。

●感想

 迫力の竜巻の破壊の映像は踏ん張ってみないといけないくらいのもので素晴らしかったです。火のついた竜巻なんか見たことなくて恐怖感いっぱいでした。劇中に何度も竜巻が発生するので、竜巻って同じ場所に何回も出てくるんだと勉強になりました。携帯が不通になってしまうのとかも知らなかったです。

 ただお話の方は、竜巻ハンター一行と母親が亡くなって親子関係が上手くいってない学校の先生と息子2人。
 序盤はPOV方式みたいにホームビデオな演出で描かれていきますが、POV方式の宿命か日常シーンはだいぶ退屈でした。未来のボクへみたいなタイムカプセルな映像だったり、長男が女の子と良い感じになったり。

 ほいで最初の竜巻が襲撃して本編が始まりますが、工場に閉じ込められた長男を救うためにお父さんが救出に向かうのと竜巻ハンターたちが合流してみんなで向かう。
 この町の距離感がわからなくて、序盤であっという間に長男と女の子は工場に行ってたのに、救出に向かうお父さんたちがなかなか辿り着かないので、ミッションとしての面白さがなかったです。閉じ込められた長男は水が入ってきてもう駄目だ! というサスペンスがありますが。時間的なカセが上手くなっていないと思いました。
 
 竜巻が発生してからは序盤のPOVな演出がそんなになくなって竜巻が襲ってきて避難して踏ん張るというだけなのでヴィジュアルとしても面白さを感じることができなかったです。
 主要メンバーたちがいきなり自己犠牲の精神発揮したりしても正直ドラマとしての盛り上がりはなかったです。そのため映像は凄かったね。というだけの感想にしか感じられなかったのが残念でした。

 巨大竜巻が襲ってきて、主人公たち以外の被害者が出てそうですが。その人たちが一切描かれないのも大災害としてのスペクタクルさもあまり見えにくかったです。 とはいえ90分ちょいの短さで楽しめる映画で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/08/29 イオンシネマ多摩センター  2015/03/24 TSUTAYA TV

監督スティーヴン・クエイル 
脚本ジョン・スウェットナム 
出演リチャード・アーミティッジ 
サラ・ウェイン・キャリーズ 
ジェレミー・サンプター 
ナザン・クレス 
マット・ウォルシュ 
カイル・デイヴィス 
マックス・ディーコン 
アリシア・デブナム=ケアリー 
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