映画【肉の蝋人形(1953)】感想(ネタバレ)

HOUSE OF WAX1953
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●こんなお話

  蝋人形館で蝋人形制作に命をかける教授が人間をそのまま人形にしようとして襲ってくる話。

●感想

 序盤でいきなり主人公の蝋人形館が経営者によって燃やされて、それを阻止しようとするアクションから燃えていく蝋人形のカットがグロテスクで不穏で怪奇映画な雰囲気が抜群でした。

 その後、主人公は行方不明になっていたけど。実は負傷して助手2人と一緒に新しい蝋人形館をやっていて世界の偉人などを制作して見世物にしているけど。何やらその蝋人形が知り合いに似ているとなっていって、ヒロインが狙われたりしていく。

 この助手の1人をやっている若きチャールズ・ブロンソンの彫刻のような顔つきや肉体がすごくて彼が暴れまわるのとかも怖かったです。

 公開当時が3Ⅾ映画だったらしく、中盤で蝋人形館の呼び込みのお兄さんがやたらと長いこと挿入されて、ピンポンを画面に向かってうちこんでくるのが楽しいシーンでした。グツグツとロウが茹で上がって蝋人形を作る装置のギミックのハッタリとかもよかったです。

 90分の短さも好感の持てる作品で、主人公の蝋人形制作の頑張りを応援したくなる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/09/17 DVD

監督アンドレ・ド・トス 
脚色クレーン・ウィルバー 
原作チャールズ・ベルデン 
出演ヴィンセント・プライス 
フランク・ラヴジョイ 
フィリス・カーク 
キャロリン・ジョーンズ 
ポール・ピサーニ 
ロイ・ロバーツ 
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