映画【荒野の誓い】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 余命わずかなネイティブアメリカンを護送する保安官たちの旅の話。

●感想

 仲間をネイティブアメリカンに殺害されて恨んでいる主人公が大統領命令で釈放されたネイティブアメリカンを護送することになって、別のネイティブアメリカンに家族を殺害された未亡人や保安官の仲間たちと旅する話で、静かで淡々と進みながら雄大な自然を移動しながらお互い恨みの気持ちがあって対立しながら共通の敵のコマンチ族が現れて共闘するうちに相互理解していくという。

 話自体は対立していた別の価値観の持ち主たちが理解しあっていくという王道のものですが、今どきの映画らしくただの勧善懲悪ではなく、痛みや傷を負った人たちが理解していくという流れが西部劇としては珍しかったです。

 ただ個人的な好みとして、銃撃戦とか見せ場はありますが、そういったアクションも淡々としていて盛り上がらず。気づいたら仲間たちが1人また1人とやられていくのを特に何の感情も動かされない人間の死でした。うつ病に悩む仲間とかフランス語を話す新兵さんとかネイティブアメリカンを惨殺して捕まった白人とか印象的に登場する割にはあっさりといなくなってしまって、さっきまでの時間何だったんだろう? と思えるキャラクターの扱いが好みではなかったです。

 冒頭でコマンチ族に襲われるファミリーが住む家は荒野の真ん中にぽつんと建っていて狙われやすそうですが、今までよく無事だったなと感じる家の建て方でした。

☆☆

鑑賞日:2020/09/01 DVD

監督スコット・クーパー 
脚本スコット・クーパー 
原作ドナルド・E・スチュワート 
出演クリスチャン・ベール 
ロザムンド・パイク 
ウェス・ステューディ 
ベン・フォスター 
ティモシー・シャラメ 
ジェシー・プレモンス 
アダム・ビーチ 
ロリー・コクレイン 
クオリアンカ・キルヒャー 
ポール・アンダーソン 
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー 
スティーブン・ラング 
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