●こんなお話
家族がフランスに行っちゃって家にひとりぼっちの8歳がアローンを楽しみ泥棒を撃退する話。
●感想
制服警官が家の玄関に立っていて大家族に話しかけようとしているけど誰も対応してくれない。家族の紹介シーンがあり、どうやら彼らはフランス旅行に明日行くらしい。主人公の8歳の少年は兄とかいとこから「お前は何もできない」と罵られて、自分の楽しみにしていたピザを食べられたのをきっかけにブチ切れて両親からも怒られる。主人公はクリスマスなのでサンタに「1人にしてください」と願う。
翌朝、寝坊で遅刻する家族。飛行機出発まで残り45分というエマージェンシーで大急ぎで空港へ。案の定、主人公だけ気づかれず置いてけぼり。起きてきたら家に誰もいなくて嬉しい。そこから1人で楽しむ描写と主人公を忘れた母親がフランスから家に戻るまでの旅路。そして泥棒が留守の家を狙って、主人公の家に狙いをつけて物色していく様子。また殺人鬼と噂される老人に怖がる主人公。
どうやら家に1人らしいと泥棒たちが気付いて夜9時に入ろうと話しているのを聞いて、主人公は待ち受ける決意。教会に行くと怖い老人がいるけど、普通に話しかけられて孫娘を見に来たこと、息子と疎遠になっていることを話して年をとっても怖いことなどを話して、息子と話した方がいいとアドバイスする主人公。
そして21時になって泥棒たちがやってきて「ランボー」的にトラップを仕掛けてドタバタの泥棒たちの楽しいクライマックス。本当に酷い目に遭う泥棒たちがかわいそうです。そして捕まる主人公だけどスコップを持った老人がやっつけてくれて警察も来て泥棒たちが連行される。翌朝、起きるとちょうど母親が帰ってきてさらに残りの家族も帰ってきて、何もできないと思われていた主人公が買い物とか洗濯とかできているのに驚かれて、老人も疎遠の息子たちと話しているのを遠くでみかけてハッピーエンドという。
やはり主演のマコーレー・カルキンくんかわいくて、ずっと見ていられる100分間でした。序盤で兄弟やいとこたちから酷い扱いを受けて「アローンがいい」と願ったら翌朝誰もいないとなって、1人を楽しむ日常が楽しいです。
それにしても1幕目での主人公に対する家族の対応は酷すぎるのではないのかというもので、特にお兄ちゃんはなかなかで、最後の最後に「留守番ご苦労」的ないい顔でグッジョブと言ってくれますが、そんなことで今までのことを帳消しにできるわけないと感じてしまいました。
☆☆☆☆
鑑賞日:2022/08/13 Disney+
監督 | クリス・コロンバス |
---|---|
脚本 | ジョン・ヒューズ |
出演 | マコーレー・カルキン |
---|---|
ジョー・ペシ | |
ダニエル・スターン | |
ジョン・ハード | |
ロバーツ・ブロッサム | |
キャサリン・オハラ |