映画【閉鎖病棟 それぞれの朝】感想(ネタバレ)

heisabyoto
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●こんなお話

 精神科の病院の中の患者さんとかその周囲の人たちの話。

●感想

 死刑執行後も奇跡的に蘇生したため精神病院をたらいまわしにされている人、幻聴に悩まされている人、養父に暴行された女性やメインのキャラクターをはじめ、病院の患者さんたち皆さん素晴らしいお芝居をしていてよかったです。丁寧に真摯に描いているとは思いますが、映画としては淡々としていて個人的には面白みを感じることができなかったです。

 こういった病院の事情はわかりませんが、出入り自由でどんな患者さんもいて、そりゃ暴力事件も起きるわなという状況なのが疑問でした。それに主人公が死刑になる原因となる殺人事件も弱いし、その後の事件も起こして、すぐにかっとなる人物としてか見えなくて鶴瓶さんの人柄みたいなキャラクターの暖かみとかがあまりなかったです。病院の人たちの影があまりにも薄いので、患者さんたちの問題が浮いてしまう原因だと思いました。いろいろ起きているのに特に対応もしないので患者さんで動いて問題が大きくなっているかのようにしか見えなかったです。

 社会になじめない人たちが生きる世界を見られて勉強になる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/08/26 DVD

監督平山秀幸 
脚本平山秀幸 
原作帚木蓬生
出演笑福亭鶴瓶 
綾野剛 
小松菜奈 
坂東龍汰 
平岩紙 
綾田俊樹 
森下能幸 
水澤紳吾 
駒木根隆介 
大窪人衛 
北村早樹子 
大方斐紗子 
村木仁 
片岡礼子 
山中崇 
根岸季衣 
ベンガル 
高橋和也 
木野花 
渋川清彦 
小林聡美 
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