映画【天国の門】感想

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●こんなお話

 西部開拓時代の戦争に翻弄される男女の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログから

●感想

 19世紀末のアイオワ州の内戦を描いていて、国家が移民を排斥するというアメリカの恥部を描いていて、そして何と言っても圧倒的映像美が素晴らしくて、冒頭の卒業式のシーンから室内の明かりや窓から差し込む光などがとても印象的でした。そして大作らしいセットやエキストラの数は凄かったです。

 ただ、いかんせん長いです。1シーン1シーンが恐ろしく長くて冗長的だし、そして物語の構成もどんどんと盛り上がることなく単調なのが200分以上ある上映時間が余計にのしかかってくるようでした。
 冒頭の卒業式から主人公たちが幸福から壮絶な殺し合いをしていくという悲劇を描いてて面白いですが、個人的にみんなヒゲ面で似ていて誰が誰だか区別つかなかくて戸惑いながら見てました。
 それに主人公は虐殺を止めることができなかった苦悩よりも愛する人のことで悩むという風になっているので、ちょっと悲劇が弱くなっているように感じました。

 激しい銃撃戦もあって煙がやたらと出て凄いことになってました。それが終わってからの無常感いっぱいの映像も素晴らしかったです。
 主人公たちの三角関係を描くのもいいですが、最後の最後で次々にやられていく移民たちをもっと深く描き分けていけば感動できると思いました。

 けれども街のほとんどの人が処刑リストに入っていて、それを考えるとゾッとする実際にあった戦争がアメリカって怖いなと勉強になる映画でした。 
 そして長い映画で気合を入れてみるまさに映画! 大作という作品で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2013/10/15 DVD

監督マイケル・チミノ 
脚本マイケル・チミノ 
出演クリス・クリストファーソン 
クリストファー・ウォーケン 
ジョン・ハート 
サム・ウォーターストン 
ブラッド・ドゥーリフ 
イザベル・ユペール 
ジョゼフ・コットン 
ジェフ・ブリッジス 
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