映画【ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌】感想(ネタバレ):銃撃戦と爆破の嵐!圧巻アクション映画

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●こんなお話

 バンバン悪人を射殺する刑事さんと潜入捜査官が武器密売組織と戦争する話。

●感想

 何と言っても、これでもかというほどの火薬の量に圧倒される爆破の連続と、横っ飛びで銃を乱射する激しい銃撃戦がとにかくすごいです。他の映画ではなかなか見られないような迫力で、まさに銃撃戦一点突破のアクション映画。冒頭から最後まで、これでもかというくらいの勢いで突っ走っていて、とても面白かったです。

 オープニングのレストランでの銃撃戦から、悪党たちの内輪揉めによる銃撃、そしてクライマックスの病院での大規模銃撃戦まで、とにかくひたすら撃ちまくる。爆破に次ぐ爆破、2万人くらい一般人を巻き込んでいそうなスケールで、マズルフラッシュが画面を埋め尽くし、ガラスが割れる音が重低音で響き渡り。観ているだけで頭がクラクラするような没入感でした。

 ストーリーとしては、無茶苦茶な暴れっぷりで1人で敵のアジトに乗り込んで100人近く撃ち殺す型破りな刑事と、潜入捜査中にその刑事に撃たれかけて焦る捜査官がタッグを組む。情報屋から得た情報で、病院の地下に兵器庫があることが判明し、そこに乗り込むという展開で、テンポも非常に良いです。理屈よりアクションを楽しむことに集中すれば、120分間ノンストップで楽しめる映画だと思います。ただし、ついていけないとかなりしんどく感じる可能性もあったり。

 特に印象的だったのは、約3分にもわたる長回しのカット。これだけでもこの作品を観る価値があると感じました。さらに、冒頭のレストランで全員が鳥かごを持って食事しているという、不思議な文化描写も印象に残ります。アクション一辺倒ながら、どこか異国の空気も感じさせてくれる、濃密な一本でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2014/10/06 DVD

監督ジョン・ウー 
脚本バリー・ウォン 
出演チョウ・ユンファ 
トニー・レオン 
テレサ・モー 
フィリップ・チャン 
ボウイ・ラム 
國村隼 
ジョン・ウー 
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