映画【切腹】感想(ネタバレ)

harakiri
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●こんなお話

 狂言切腹が流行っていた時代に大名屋敷が本当に切腹させちゃって、そのリベンジされる話。

●感想

 冒頭、若い侍が「切腹させろ」と何が起こってるのかわかりませんが、その切腹シーンの痛さといったらなくて。竹光で腹を斬るシーンは衝撃的でした。痛みが見てるほうまで伝わってきました。

 そして、また1人。切腹を願い出る浪人が出てきて、その人物の告白により。一体何が起こっているのか? という次々に明らかにされる真相。という展開は抜群のサスペンスで最高でした。
 その展開の仕方も、ほとんど主人公の回想ですが。全く飽きることなく、流れが進むのでよかったです。
 介錯役に剣豪を指名するけど、病欠でおらず。その間に、身の上話で真相があきらかになっていき。その後、剣豪は実は……。という流れなんかも面白かったです。

 クライマックスは今までの静から一転、動へと殺陣になっていき。ボロボロになっていく主人公の姿は凄かったです。

 2時間10分、最初から最後まで画面に釘付けになる映画でした。

☆☆☆☆☆

鑑賞日:2011/06/05 Blu-ray

監督小林正樹 
脚色橋本忍 
原作滝口康彦 
出演仲代達矢 
岩下志麻 
石浜朗 
稲葉義男 
三國連太郎 
三島雅夫 
丹波哲郎 
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