映画【HACHI 約束の犬】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ハチ公物語がアメリカでやっている話。

●感想

 犬のお芝居がさすがアメリカか時代なのかで喜んでいるとき悲しんでいるときとか表情まで感じ取ることができて、どうやって演出しているのか知りたくなるくらい素晴らしい犬のお芝居でした。そこが成立していないとダメな作品だと思いますが、そこはオリジナルを超えていたと思います。

 90分くらいの短い上映時間なので主人公とハチ公が出会って、主人公とハチ公の友情をひたすら描いて周りの人たちも善人ばかりで暖かく見守っていて…。というのを見せられてからの後半でご主人様をひたすら待ち続けるまさしく忠犬の鏡な姿を見せてくれて、しかもそのハチ公が良い具合にボロボロになっていて、そこらへんもメイクなのかリアルな老犬なのかわかりませんが、すごかったです。

 話に起伏がないし淡々としているけど、逆に仰々しく大げさなものでもない演出もよかったです。全編に流れるピアノの旋律も雰囲気があってよかったです。
 ちょっと教科書すぎて想像の範囲内を超えない映画ですが、ちゃんと日本の忠犬がいたんですよ、と紹介してくれて嬉しくなってアメリカの家ってやっぱり広いんだなと勉強になる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2010/01/30 DVD

監督ラッセ・ハルストレム 
脚本スティーヴン・P・リンゼイ 
出演リチャード・ギア 
ジョーン・アレン 
サラ・ローマー 
ケイリー=ヒロユキ・タガワ 
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