映画【グッドフェローズ】感想

Hulu

●こんなお話

 小さい時からマフィアがいる街で育って、当然マフィアの世界に入っていってバイオレンスを経験していく話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 マフィアに憧れてる少年がデ・ニーロの兄貴分やジョー・ペシと仲間になって、殺しか麻薬か奥さんと喧嘩か。これを繰り返す140分。
 膨大なモノローグとテンポのいい編集なのが特徴でグイグイと物語を引っ張っていきます。特に終盤、主人公が麻薬に溺れ【グッドフェローズ】という仲間たちの絆があったはずなのに、あっさりと崩壊していく様子は前半から中盤までの描かれ方から更にテンポが加速して、ほとんどダイジェストのようになっていきます。

 この映画で面白いと感じたのは、やはりマフィアの日常や仕事で。そこで出てくるのはやはりジョー・ペシの凶暴性で、ちょっとしたことで拳銃を抜いて殺害してしまうという絶対一緒に食事したくない男。出所したばかりの大物マフィアを馬鹿にされたからという理由で殺害したり、ウェイターもちょっと突っかかってきたら殺害してしまう。
 死体の処理をするために車のトランクに入れたまま一旦家に戻って家族団らんで食事する世界。日常と狂気が混在してるマフィアの世界というのが怖いです。

 けれどボクはこの映画、退屈に感じるところも多くて。主人公が結婚する相手は一般人で、途中まで主人公のモノローグだったのが、この女性との出会いで女性のモノローグになり、マフィアの世界に入って戸惑う様子が描かれます。
 そして後は、主人公と奥さんの喧嘩。浮気で喧嘩するという芝居がこれまた結構長いこと描かれます。今まで主人公目線だったのが奥さん目線というのも流れが分断されてしまう印象だし、中盤はほとんど何かあって喧嘩何かあって喧嘩で見てて疲れてしまいました。

 捕まった主人公たちが刑務所で普通に料理して「明日はサンドイッチだ。ダイエットしよう」と看守を買収して優雅に暮らしてたりするマフィアの世界が見られるほうがやっぱり面白いです。
 後半から大きな仕事を終えるけど、疑心暗鬼になったデ・ニーロが次々に仲間を殺害していく。そのモンタージュも面白かったです。冷凍庫でカチンコチンにされちゃったり。

 主人公はしだいに憧れていたマフィアから離れていく様子が描かれる後半。モノローグとポンポンと進む展開。
 ちょっと後半が早すぎるようにも思えますが、生活感があって、常に一緒にいて仲間意識があるのかと思いきやそうでもない自己中心的なマフィアたち。ステディカムの長回しやらストップモーションが印象的に挿入されて面白かったです。
 けれど、やっぱり長い印象がぬぐえない映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2013/05/21 Hulu

監督マーティン・スコセッシ 
脚本ニコラス・ピレッジ 
マーティン・スコセッシ 
原作ニコラス・ピレッジ 
出演ロバート・デ・ニーロ 
レイ・リオッタ 
ジョー・ペシ 
サミュエル・L・ジャクソン 
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